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【伝統工芸×プラレール】『漆芸』作品完成!「現美新幹線」に1日限定展示


2017年10月7日



株式会社タカラトミー



『伝統工芸×プラレール』

『漆芸』プラレール完成のお知らせ



世界最速の芸術鑑賞『現美新幹線』に一日限定展示

2018年1月 『プラレール博in OSAKA』での展示も予定



 株式会社タカラトミー(代表取締役社長: H.G.メイ/所在地: 東京都葛飾区)が制作した、鉄道玩具「プラレール」(※)と日本の伝統工芸職人の技を融合させた『伝統工芸×プラレール』に、4つ目の“アートプラレール”となる『漆芸(しつげい)』作品が完成いたしました。



 完成作品は、2017年10月8日(日)に世界最速の芸術鑑賞「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」13号車に一日限定で展示されたほか、2018年1月に開催される『プラレール博in OSAKA』にて展示されることも予定されております。

 58年の歴史をもつ鉄道玩具「プラレール」と日本の伝統工芸職人の技を融合させた『伝統工芸×プラレール』は当社が考えるおもちゃ作りに不可欠な「日本ならではの職人魂や繊細さ」を表現するものとして、制作されました。



 『漆芸』作品は、2017年6月開催の東京おもちゃショーで発表しております『江戸切子』『箱根寄木細工』『京都竹工芸』に次ぐ4つ目の作品です。4つの作品の全てが【花火】をコンセプトに制作されている中で、『漆芸』作品は日本の夏を代表する花である朝顔を、夜空を彩る花火に見立てた丸紋にデザインし、蒔絵で表現しています。





■ 「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」での展示について



 2017年10月8日(日)の「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」での展示は『伝統工芸×プラレール』4作品のコンプリート版を初披露する機会となりました。

展示は、大宮-新潟間の団体臨時列車走行時と、さまざまなKOUBAを訪れ、ものづくりを体感できるイベント『燕三条 工場の祭典』(http://kouba-fes.jp/)に合わせて「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」が停車したJR 燕三条駅の13番ホームにておこなわれました。



この走行およびイベントでの展示は、プラレールと伝統工芸がコラボレーションした『伝統工芸×プラレール』と、アートと新幹線が融合した「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」との親和性が非常に高いこと、金属加工の産地燕三条地域は、周辺エリアが職人の方が多く活躍されていることから実現いたしました。



なお、本イベント以降は2018年1月1日(月・祝)~8日(月・祝)の期間、大阪南港ATCホールで開催されます『プラレール博 in OSAKA』での展示を予定しております。その他詳細が決定し次第、当社HPなどで公開を予定しております。なお、本作品を販売する予定はございません。





■ 『伝統工芸×プラレール』について



『伝統工芸×プラレール』は、当社の「プラレール」と日本の伝統工芸職人の技と美を集約した参考アートプラレール作品です。今回のプロジェクトでは夏の風物詩【花火】を各作品コンセプトに『江戸切子』『箱根寄木細工』『京都竹工芸』『漆芸』の伝統工芸職人4名がそれぞれの解釈で【花火】を表現し、精巧秀逸な4作品(各3両編成×12車両)が誕生いたしました。『箱根寄木細工』『京都竹工芸』『漆芸』の3作品は、「プラレール」同様に青いレールの上を電動走行することも可能です。





■ 『伝統工芸×プラレール』誕生の背景



 『伝統工芸×プラレール』は、日本人の生活様式と深く関わりながら継承されてきた伝統工芸と、58年間日本の遊びの文化を切り開き続けてきたプラレールの融合により「日本のものづくりの魅力を再発見してもらえるものを形にしたい」という相互の思いが重なり誕生した作品です。プラレールは昭和30年代、日本の家庭で一般的だったちゃぶ台に合わせて設計された青いレールが特徴で、レールの規格は誕生からこれまで変わっておらず、その上を走る車両は鉄道社会の発展とともに時代を反映しバリエーションを増やしてきました。



 『伝統工芸×プラレール』は、3両編成の車両というプラレールの規格の中で、それぞれの伝統工芸のもつ技術、匠の技、季節、素材、色、模様、形状が集約し表現されています。日本発の高い技術力とコンテンツ力を融合させ、大人から子どもまで、幅広いターゲットに向けて、新しいものづくりの魅力を発信してまいります。

 

『伝統工芸×プラレール』特設サイト: http://takaratomy.co.jp/products/plarail/pc/craft/





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■『伝統工芸×プラレール』漆芸



職人: 室瀬祐(Tasuku Murose)氏

漆芸作家、1985年東京都新宿区に生まれる。2008年、慶應義塾大学環境情報学部卒。2014年、鶴見大学大学院にて博士(文化財学)取得。現在は漆芸作品の制作及び漆芸文化財の保存修復に携わる他、2015年に発足した漆の学び舎「目白漆學舎」を運営する。大学の講師や小・中学生を対象とした蒔絵の体験教室など、教育活動にも取り組んでいる。

本体寸法: 全高53全幅405mm/3車両 本体重量: 200g/3車両

作品概要: 日本の夏を代表する花である朝顔を、夜空を彩る花火に見立てた丸紋にデザインし、蒔絵で表現しました。

間を意識して鏤(ちりば)められた朝顔紋の鮮やかな金と、漆の深い黒のコントラストが見どころです。





■『伝統工芸×プラレール』江戸切子



職人: 高野秀徳(Hidenori Takano)氏

1968年東京都足立区生まれ。伝統工芸士瀧澤利夫氏に師事。1996年高野硝子工芸を開業。第44回、45回伝統工芸新作入選。伊丹国際クラフト展「酒器・酒杯台」入選。第20回伝統工芸諸工芸部会入選。第23回江戸切子新作展にて「波浪」が経済産業省製造産業局長受賞。2014年日本の伝統工芸士(江戸切子)認定。

本体寸法: 全高52×全幅370mm/3車両 本体重量: 564g/3車両

作品概要:「花火」というテーマから、自分は「夜空」を連想しました。そして車体の青い色から、夜行列車「ブルートレイン」を連想しました。側面には、列車が駆け抜ける山々と、夜空に輝く星を、天面には、夜空に煌めく天の川をイメージしてそこに江戸切子の代表的な紋様の麻の葉、六角篭目、八角篭目を組合せました。





■『伝統工芸×プラレール』箱根寄木細工



職人: 石川裕貴(Yuuki Ishikawa)氏

1983年神奈川県小田原市生まれ。2004年 寄木細工製造販売(有)浜松屋入社。

2008年 全国木のクラフトコンペ入賞。2010年 全国木のクラフトコンペ金賞受賞。

本体寸法: 全高53×全幅390mm/3車両 本体重量: 246g/3車両

作品概要: 「花火」というテーマから、花火という鮮やかな色彩のイメージから寄木の柄の色をカラフルにし模様も花火が上がった時の花開く感じを表現しました。





■ 『伝統工芸×プラレール』京都竹工芸



職人: 小倉智恵美(Chiemi Ogura)氏

1982年神奈川県生まれ。京都伝統工芸専門学校(現・大学校)竹工芸専攻卒業。

同級生と共に京都市中京区にて工房を始める。工芸洋品店、神社、寺院からの受注制作などを経て、2011年下京区の町家に工房を移し独立。2014年Kyoto Basketry Accessory Series バングル・リングがOMOTENASHI Selectionを受賞。

未来の途中-美術・工芸・デザインの新鋭12人展-、Japan Expo Paris WABI SABIパビリオン招待など数多くの出展実績。

本体寸法: 全高53×全幅385mm/3車両 本体重量: 235g/3車両

作品概要:カラフルな打ち上げ花火をイメージし、3車両それぞれを「雪」、「月」「花」に見立てた日本人の自然や美意識を滲ませ、菊模様を有する3種の編みで交色構成。車両の前後部分はござ目編み技法を採用しています。



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※ 「プラレール」とは

鉄道玩具「プラレール」は、1959年にプラレールの原型である「プラスチック汽車・レールセット」が発売されてから半世紀以上、身近な“鉄道”をテーマに、子どもたちが社会を学び、創造力を育む玩具として愛されています。青いレールを自由につなげて線路をレイアウトし、3両編成の列車を走らせることが基本の遊び方です。発売当時から現在まで、青いレールの規格は統一されており、現在では親子三世代にわたり親しまれています。日本国内ではこれまでに、累計約1,370種類、1億6,000万個以上を販売しています(2017年3月末現在)。 http://www.takaratomy.co.jp/products/plarail/



著作権表記: © TOMY 「プラレール」は株式会社タカラトミーの登録商標です。







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