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皆保険制度の維持に向けて 『健康みらいトーク』開催


2016年10月24日



健康保険組合連合会



石破茂氏、生島ヒロシ氏によるトークセッション

・生島ヒロシ氏による特別講演を開催



 健康保険組合連合会(会長 大塚陸毅)では、持続性ある医療保険制度の実現、とりわけ国民誰もが医療を享受できる世界でも有数の優れた制度である“皆保険制度”の維持・安定に向けてディスカッションし、国民の皆様の理解を深めるために、各地で「健康みらいトーク」を開催しております。

 このたび、2016年10月22日(土)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)において、TBSラジオの協力のもと「健康みらいトーク」を開催いたしました。

 第一部のトークセッションでは、「すべての世代の『活き活き社会』を目指して」をテーマに、すべての世代で創る社会、健康維持の秘訣、健康保険制度の維持について、衆議院議員の石破茂氏と、テレビ・ラジオ・執筆等で幅広くご活躍の生島ヒロシ氏による活発なディスカッションが行われました。

 また第二部では、特別講演として、生島ヒロシ氏に「いつまでも若く生きる秘訣」をテーマにご自身の体験に基づき、健康な体や具体的な健康法、病気に対する考え方など、エピソードを交えてお話し頂いたほか、実際に聴講者の方にも生島さんの健康法について体験頂きました。



                     ≪ 記 ≫



■名称  「健康みらいトーク」

■日時  2016年10月22日(土)14:00~16:00

■会場  東京国際フォーラム ホールB7 (東京都千代田区丸の内3丁目5-1)

■参加者 約1000名

■登壇者 石破茂氏(衆議院議員)、生島ヒロシ氏(フリーアナウンサー)

■主催  健康保険組合連合会

■協力  TBSラジオ





<石破茂氏×生島ヒロシ氏 トークセッション>



■【すべての世代で創る社会について】

 石破氏は、「今、日本は高齢社会になって、これからはさらに超高齢者社会を迎え、恐ろしく人口が減っていくわけです。一方で、少子化によって若い世代、現役世代は少なくなっていきます。国民一人ひとりの『健康』が、安心・安定を生み、経済・社会を下支えする最も基本的なインフラです。これらの実現は、いずれも、国民一人ひとりの健康があってこそです。国民皆保険制度は日本の素晴らしい制度ですが、少子高齢社会であればなおさら『健康』によって国民の安心に寄与すべきだと思います」と述べました。

 それを受け、生島氏は「そうした状況のなかで、すべての世代で助け合い支えあっていく社会というのは必要ですよね。そうした社会に向けて、以前日本版CCRC(Continuing Care Retirement Community)という仕組みをお話しされましたが、これは優れた成功事例だと思いました」と述べました。石破氏は、以前にアメリカで視察した内容を踏まえ、CCRC、いわゆるプラチナタウンについて、高齢者も活躍するコミュニティであること、今後の日本にも参考になる優れた仕組みであると紹介しました。なお、CCRCとは、日本では、「生涯活躍の街、すべての世代が支えあう街」とも言われ、「高齢者が積極的に社会参加できる、また高齢になる前からコミュニティに参画して、世代を通した社会を構築するという仕組みだ」と説明しました。現代は、元気なお年寄りも多いことから、毎日楽しく過ごす仕組みを作って高齢者の社会参画、就労促進を図り、若い世代と一緒に暮らせる、すべての世代で活躍できる社会を創りあげる必要性について愛知県長久手市の例を使用しながら解説しました。



■「健康」が活き活き社会の基盤であること

 “健康は社会の基盤であること”をテーマにしたディスカッションで生島氏は「『体の健康の潮目』が変わる時は、それぞれ経験があると思います。そんな時に重要なのはやはり、体を冷やさないこと。また、すぐに薬に頼らないで、体を動かしたりして刺激を与えてみるのも大事です」と独自の見解を示しました。石破氏は、本日のテーマである「健康づくり」について、「主治医にも健康体に産んでくれた両親に感謝ですねといわれるくらいとても健康体です。まわっているものは、止まると倒れるので生涯まわり続ける以外にないと思ってます」と発言しました。

 また、生島氏からは「長く生きるのは素晴らしいこと。ただ、それには自分の健康は自分で守ることが重要です。体を冷やさず、食事の順番や量にも気を遣いみんなで健康を守っていきたいですね。」と健康が活き活き社会の基盤であることを述べ、自分の意識が健康に繋がることを改めて強調しました。



■【社会保障改革と消費増税】

 石破氏は保険について、「保険というものはリスクを回避できなかった人に十分な手当てをするのが本来の保険だと考えています。たしかに皆保険は守らなければならないものです。ただし、この国の人口は確実に減っていき、税収も減っていく、守っていくためには、負担も大きく、また増えていく中では、私はここでこれからの社会保障をどうしますか、という議論が必要ではないかと思います。誰しも負担増は嫌ですけれども、それでは制度が、社会が、そして安心が壊れてしまいます。自分たちの制度ですから、やはり無駄は省きながら、必要な負担はしなければなりません。ですから、十分な議論を行って、そして皆保険を守るためには、先ほどからのお話の健康増進に努める個々人の意識も含め、国民皆さんの認識・意識、納得が不可欠ですよね。誰も守ってくれない、自分たちで守らなければならないのですから。いろんな意味でこれから厳しい時代を我が国は迎えます、国を守るのは容易なことではありません。国力ということに関して言えば、皆んな一人ひとりが健康に留意して、健やかに暮らす、そして安心・安定の社会を築くことが重要です。やはり、お金を払う人が少なくて、お金をもらう人が多かったらそのシステムは潰れて次の世代につないでいくことができない。病気になったお金のある人とない人を同じに扱うことに疑問も感じています。政治家は調子のいいことを言うというイメージがありますが、それを続けてしまうと次の世代に迷惑がかかります」と述べました。

 また、消費税について「消費税は誰にでも公平な税金です。消費税を上げる、上げないの議論が出ていますが、上げないと日本の構造が持たないです。世界一高齢化が進むということは世界で一番知恵が使えるという意味だと思います」と述べました。生島氏は、「冒頭の健康保険組合連合会の大塚会長が皆保険を守るとおっしゃっていましたが、たしかに、保険証一枚で安心して一定の医療が全国各地で受けられる皆保険は大切です。外国に比べると日本はとても住みやすい国で、その日本を守るためにはある程度負担しないといけないと思います。また、お年寄りが生きがいを持って楽しく、一日一日自分らしく体を動かして楽しんでご機嫌な気持ちになれる生活づくりをしていって頂きたい」と、普段の自助努力やちょっとした工夫によって大きな違いが生まれ、そうして得た健康を楽しみながら生きていくことの重要性を語りました。





【一般の方からのお問合せ先】

「健康みらいトーク」事務局  TEL:03-5635-3550



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