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武蔵野美術大学が陸前高田市の企業とiPhoneケースを共同開発


2016年5月11日



学校法人武蔵野美術大学



武蔵野美術大学がiPhoneケースを共同開発

~復興へ向けたものづくり:陸前高田市の企業と行った産学共同研究の成果発表会を開催~



武蔵野美術大学 (東京都小平市、学長 長澤 忠徳)は、陸前高田で「雇用創出による復興」を理念に活動を続ける株式会社バンザイファクトリーとともに、iPhoneケースの共同開発を行いました。完成に伴い地域資源×IT技術×デザインを掛け合わせたものづくりの過程と成果の発表会を、平成28年6月1日(水)に武蔵野美術大学デザイン・ラウンジで行います。



産学共同研究の4つのポイント!



1.工学とデザインの融合~工学的見地と美しいデザインを掛け合わす~



プロダクトデザインを専門とする武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科インダストリアルデザインコースの田中桂太教授と大学院生1名が「プロフェッショナル型」の産学共同研究として、約1年間、研究に携わりました。消費者が手に取りたいと思うデザインを考えたとき、海外も含めた購買層に合わせたいくつかのカラーリングパターンが可能であると考えました。木の温もりを活かした木肌のまま、日本らしさを加えた漆塗、マットな発色が活きるミルクペイント。プロトタイピングを何度も重ねて実現された形状に、岩手県沿岸南部の気仙地域に咲く気仙椿を始め、岩手県の自然に着想を得た色を重ね、デザインを施しました。工学的見地に立つユニバーサルデザインの数値化と美しいデザインの共存を果たした今回の製品開発プロセスは、地方の中小企業の新たな地域イノベーションを実現しました。



2.復興に向けたものづくり~地域に雇用を生む製品開発を目指す~



株式会社バンザイファクトリーが震災以降開発した商品は、星形パスタ麺、椿茶等多岐にわたります。ワカメの大茎や間引きされたホタテ等、日の目をみない地域資源に着目し、それらを白砂糖・醤油・精製塩を使わずに味付けした「三陸甘露煮」は、復興庁主催の「新しい東北復興ビジネスコンテスト」で大賞を受賞し、地元に多くの雇用を生み出してきました。今回の産学共同研究では、IT技術を活かしたものづくりで、地元に更なる雇用を生み出すことを目指しました。



3.地域資源の活用

~岩手のイタリアカエデはバイオリンの名器・ストラディバリウスにも使われる

 木材!~



イタリアカエデは日本では床材以外の使用はほとんどなく、床材として使用された余りの木材は端材として捨てられることも少なくありませんでした。しかし、硬くて柔軟なその素材は、古くよりバイオリンの名器・ストラディバリウスの素材としても使用されてきた秀逸な素材です。そうした素材の特性に着目し、地元の資源の新しい活用法を生み出しました。



4.ユニバーサルデザインの数値化 ~「誰もが使いやすい!」の数的根拠をさぐる~



現在の日本では、ペンよりマウスを握る時間が長いと言われていますが、日本のスマートフォン所有世帯率が54.7%(内閣府による消費動向調査、2014年3月実施)となる今、「握る」という行為の最も多くはスマートフォンを握る行為が占めると言われています。スマートフォンを持つ、握る等の動作を筋電図で測りデータ化し、「握りやすい」を支える数的根拠をはじきだしました。これまで数値化されたことがないユニバーサルデザインを数値化することにより、スマートフォン以外にも、医療現場でのリハビリ器具等、様々な、握る・掴む・持つという行為を伴う製品への開発に応用出来る根拠が得られました。



【産学共同研究成果発表会スケジュール】

■日時:平成28年6月1日(水) 15:00~16:30

 スケジュール(予定)

 14:30~    受付開始

 15:00~15:05 進行説明(武蔵野美術大学研究支援チーム)

 15:05~15:45 プレゼンテーション

        ・株式会社バンザイファクトリー 代表取締役 高橋和良(三重大学社会人大学院生)

        ・三重大学    理事・副学長 鶴岡信治教授

        ・武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 田中桂太教授

        ・武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 修士課程2年生 綾部琢磨   

 15:45~16:30 質疑応答、取材

  *株式会社バンザイファクトリー代表取締役・高橋氏は三重大学大学院にて博士課程に在籍中のため、三重大学教授にもご参加いただく予定です。



■場所:武蔵野美術大学デザイン・ラウンジ(東京ミッドタウン・デザインハブ内)



■申込:発表会は事前受付制となっております。

     武蔵野美術大学デザイン・ラウンジwebサイトよりお申込みいただくか、以下までご連絡ください。 

     申込webサイト http://d-lounge.jp/

     連絡先     武蔵野美術大学研究支援チーム 

     メール     kenkyu@musabi.ac.jp

     電話      042‐342‐7945



■その他:当日は成果物もご覧いただけます。購入も可能です。



以上





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