就寝中の寝室室温が低いと、起床後に測定する朝の血圧は上昇
オムロン ヘルスケア株式会社
「住まいと健康」に関する共同調査 第2弾報告
就寝中の寝室室温が低いと、
起床後に測定する朝の血圧は上昇
-就寝中の平均寝室室温が10℃低下することにより、
朝の血圧は7mmHg上昇-
オムロン ヘルスケア株式会社(本社所在地:京都府向日市、代表取締役社長:荻野 勲)と慶應義塾大学 理工学部(伊香賀俊治教授)、自治医科大学 循環器内科学部門(苅尾七臣教授)、住宅や建築物の省エネルギーシステムの開発・販売を行うOMソーラー株式会社(本社所在地:静岡県浜松市、代表取締役社長:飯田祥久)が実施する、「住まいと健康」についての共同研究により、就寝中の寝室の室温が低いと、起床後に測定する朝の血圧は上昇することがわかりました。
◇
本研究では、室温の変化が血圧に与える影響についての調査を行っています。今回は、冬季の実生活場面での就寝時の寝室の室温と、起床後に居間で測定した家庭血圧、また寝室と居間の室温差に関する実測結果の分析を行いました。
その結果、就寝中の寝室の平均室温が10℃低くなると、朝の平均収縮期血圧は7mmHg高くなる傾向が見られ、寝室の室温の変化が大きい住環境では朝の血圧への影響が大きいことが示唆されました。寝室に加えて血圧測定時の居間の室温についての分析も加えたところ、居間の室温が18℃以上と高い場合でも、寝室の室温の変化が大きい住環境では同様の血圧上昇結果が見られ、朝の血圧の上昇を防ぐには、居間の室温管理だけではなく、就寝中の寝室の室温管理が重要であることが明らかになりました。
また、就寝時の居間と寝室の平均室温を比較すると、断熱性能の高い住宅*1では温度差は平均1.5℃であったのに対し、断熱性能の低い住宅では平均5.5℃の温度差が見られました。中には、居間の室温が20℃でも、寝室の室温は約5.0℃の住宅もあり、部屋によって室温差が大きいことがわかりました。
脳卒中や心筋梗塞などは早朝から午前中に多く起こることから、本来は低いはずの朝の血圧が高い「早朝高血圧」*2を予防することが重要とされています。
今回の調査により、早朝高血圧の予防のためには、睡眠中の寝室の室温管理が重要であること、また住宅内での室温差管理が大切であることが明らかになりました。
*1 平成11年に改訂された断熱基準(次世代省エネ基準)を満たしている住宅
*2 人間の血圧は一日のうちで常に変動しており、その変動の仕方には個人差があります。正常の血圧の人では、起床後徐々に上昇し、夕方ごろにピークになり、その後徐々に低下して深夜(就寝中)にもっとも低くなります。しかし、この血圧パターンが変化して、起床後血圧が高くなるケースがあります。これを「早朝高血圧」といいます。早朝高血圧には、起床後に血圧が急上昇するタイプと、就寝中に血圧が下がらないまま起床後に血圧が上昇するタイプがあります。
今回ご報告する調査の概要、結果の詳細は次のとおりです。
【実証調査の概要】
調査対象:首都圏に在住の35~74歳の男女180名(100世帯*)
*断熱性能が低い住宅への居住世帯46世帯
+高断熱住宅(次世代省エネ基準相当)への居住世帯20世帯+その他
調査期間:2014年11月~2015年2月のうち、各世帯2週間
測定項目:・温湿度
居間(高さ1.1m)、寝室、トイレにおいて10分間隔の連続測定
・家庭血圧(最高血圧/最低血圧)
居間において起床後/就寝前の1日2回測定
有効サンプル:138名(87世帯)
【本実証調査から得られた結果】
1.就寝中の寝室の室温が低いと、朝の血圧は上昇
起床後に居間で測定した最高血圧値と、就寝中の寝室の平均室温の関係を分析したところ、寝室の平均温度が10℃低くなると、朝の最高血圧(収縮期血圧)は7mmHg高くなる傾向がわかりました。また、寝室の室温に加えて血圧測定時の居間の室温についての分析も行ったところ、居間の室温が18℃以上と高い場合でも、寝室の室温の変化が大きい住環境では同様の血圧上昇結果が見られました。
これにより、朝の血圧の上昇を防ぐには、睡眠中の寝室の室温管理が重要であることが明らかになりました。
※添付画像参照(図1~3)
2.断熱性能の低い住宅では、居間と寝室の温度差が大きい
就寝時の居間と寝室の平均室温を比較すると、断熱性能の高い住宅*では温度差は平均1.5℃であったのに対し、断熱性能の低い住宅では平均5.5℃の温度差が見られました。中には、居間の室温が20℃でも、寝室の室温は約5.0℃の住宅もあり、同じ住宅の中でも部屋による室温差が大きいことがわかりました。
寒い時期になると脳卒中や心筋梗塞を発症する率が高く要因として、家の中の急激な温度差によって血圧が大きく変動して身体に悪影響がおよぶ「ヒートショック」があげられます。今回の結果からは、居間と寝室の室温差にも注意を向けた方がよいということも明らかになりました。
* 平成11年に改訂された断熱基準(次世代省エネ基準)を満たしている住宅
※添付画像参照(図4)
(参考1)暖房方法の違いにより、居間と寝室の室温差は変化する
平成11年に改訂された断熱基準を満たしている断熱性能の高い住宅のうち、住宅内のすべての部屋を温める全館暖房(太陽熱床暖房)を導入している住宅と、導入していない住宅の就寝時の居間と寝室の平均室温を比較すると、全館暖房を導入している住宅では居間と寝室の温度差はほとんど生じないことがわかりました。
※添付画像参照(図5)
(参考2)断熱性能の低い住宅では、起床時の居間とトイレの温度差が大きい
起床時(起床後の血圧測定時)の居間とトイレの平均室温を比較すると、断熱性能の高い住宅*では温度差は平均1.3℃でしたが、断熱性能の低い住宅では居間の室温が20℃でも、トイレの室温は7.0℃の住宅があるなど、居間とトイレには平均で約5.0℃の温度差が見られました。
また、断熱性能の高い住宅のうち、住宅内のすべての部屋を温める全館暖房(太陽熱床暖房)を導入している住宅と、導入していない住宅では、全館暖房を導入している住宅の方が居間とトイレの温度差が生じにくいことがわかりました。
* 平成11年に改訂された断熱基準(次世代省エネ基準)を満たしている住宅
※添付画像参照(図6)
■慶應義塾大学 理工学部 伊香賀俊治教授のコメント
イギリスの英国保健省は、「Cold Winter Plan 2015 for England」*において、9~12℃以下の室温では循環器系疾患リスクが高まり、16℃以下でも呼吸系疾患リスクが高まるとして、居間の昼間最低室温を21℃、寝室の夜間最低室温を18℃に保つことを英国民に推奨しています。また、住宅の断熱性能強化と適切な暖房に国家予算をかけた方が、それ以上の疾病・介護予算軽減につながるとして、住環境改善による疾病・介護予防政策を推進しています。
今回の調査によって、夜間の寝室室温の平均が12℃以下になっている住宅が多いことが示されました。同様の結果は、他の多くの調査によっても裏付けられており、「寝具の中は暖かいので、寝室は寒くても良い」という誤った考え方を改める上でも貴重な調査報告となっていると思います。
* https://www.gov.uk/government/organisations/public-health-england
■自治医科大学 循環器内科学部門 苅尾七臣教授のコメント
心筋梗塞や脳卒中などの循環器疾患の発症には明確な季節変動があり、冬季は夏季に比べて1.5倍ほど増加します。このように冬季に循環器疾患の発症リスクが高まる要因の一つが、気温の低下で血圧が著しく上昇する高血圧、“気温感受性高血圧”です*1。
今回の共同研究において、早朝の気温低下に加え、同じ住居内においても室間での気温差が大きいこと、また、就寝時の室温の低下によって冬季の早朝血圧が上昇することが初めて示されました。過去実施している20,000名を超える高血圧患者の研究でも、早朝高血圧が循環器疾患のリスクになることが明らかとなっています*2。ここから、循環器疾患の予防には、24時間を通じた室温の変化に加え、各部屋間の室温差も最小限となる住環境づくりが大切であると考えます。
*1 Karioら、Hypertension 2015
*2 Karioら、Hypertension 2014
セクシー女優の霜月るな、仕事キャンセルの理由に「売名、お金目的など言われたりするから嫌」
「尾木ママ」尾木直樹氏、「子持ち様」論争に苦言「女性の分断あおるな!」
ドジャース大谷翔平の元通訳、水原一平被告を巡る一連のスキャンダルが米国でテレビドラマ化へ
赤ちゃんポスト新局面「混乱が始まった」 預かった命、もう17歳に
「ヤングケアラー」保護者9割否定 親子間で認識隔たり 大分市調査
ヘンリー王子、英王室に招待状送るもチャールズ国王や確執取り沙汰の皇太子夫妻らは誰も参加せず
【ACL】横浜の強さは「一体感」歌い続けるサポーターと選手の支え合いの連鎖が絆を強くする
高須克弥氏「脳外科医 竹田くん」モデル医師めぐる週刊誌報道「印象操作記事に怒りおぼえます」
「虎に翼」3度目の最高タイ記録16・9% 合格発表…日本初の女性弁護士が誕生
あのレゴから本気の猫キットが登場、対象年齢18歳以上
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
大物炎上系ユーチューバー”衝撃の預金残高”公開「すげぇ」「エグい」驚きの声
「ふてほど」25歳女優“薔薇ブラ”でポロリ寸前?過激衣装に「見えちゃう」「刺激強すぎ」
水原一平容疑者 最高刑「懲役33年」トレンド入り 「人生詰んだ」「稀代の詐欺師」の声
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
水原一平容疑者、歯科治療で大谷翔平から930万円だまし取ったことも判明
米大物俳優、大谷翔平と2ショット公開しネット驚愕「夢のような写真」
元セクシー女優の漫画家、自身の「無痛分娩」の経験振り返り「数時間後には麻酔きれて…」
ベッキー「私のシーン ほとんどモザイクあり」自身”衝撃出演シーン”紹介
水原一平被告、日本に強制送還の可能性 6億円所得隠し、独身と偽り税金の控除報道も
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
深夜のファミリーマート徘徊、必ず入っている「フエラムネのミニチュアおもちゃ付」を探し求めた結果……
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
ガーシー、またも綾野剛の暴露写真でネット歓喜「この写真見て笑っちゃう」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
玉置浩二の妻、青田典子(53)の現在がとんでもない事になっていると話題に
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
セクシー女優の霜月るな、仕事キャンセルの理由に「売名、お金目的など言われたりするから嫌」
「尾木ママ」尾木直樹氏、「子持ち様」論争に苦言「女性の分断あおるな!」
ドジャース大谷翔平の元通訳、水原一平被告を巡る一連のスキャンダルが米国でテレビドラマ化へ
赤ちゃんポスト新局面「混乱が始まった」 預かった命、もう17歳に
「ヤングケアラー」保護者9割否定 親子間で認識隔たり 大分市調査
ヘンリー王子、英王室に招待状送るもチャールズ国王や確執取り沙汰の皇太子夫妻らは誰も参加せず
【ACL】横浜の強さは「一体感」歌い続けるサポーターと選手の支え合いの連鎖が絆を強くする
高須克弥氏「脳外科医 竹田くん」モデル医師めぐる週刊誌報道「印象操作記事に怒りおぼえます」
「虎に翼」3度目の最高タイ記録16・9% 合格発表…日本初の女性弁護士が誕生
あのレゴから本気の猫キットが登場、対象年齢18歳以上