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中高年の不眠に関する意識と実態調査を実施


2015年8月31日



MSD株式会社



MSD株式会社

中高年の不眠に関する意識と実態調査を実施

―40代以上の半数以上に朝まで睡眠を維持できない“睡眠維持力の低下”―



MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:トニー・アルバレズ)は、全国の40代から70代の男女8,000名を対象に、不眠に関する意識と実態を明らかにするための調査を実施しました。



日本の成人3人のうち1人が、「寝つきが悪い(入眠困難)」「睡眠中に何度も目が覚める(中途覚醒)」「朝早くに目が覚める(早朝覚醒)」など何らかの不眠症状に悩んでいると言われています※。今回の調査では、40代以上の半数以上(55.0%)で、これら3つに分類されている不眠症状のうち「中途覚醒」、「早朝覚醒」の症状があり、朝まで睡眠を維持できない“睡眠維持力の低下”がみられました。また、生活習慣病患者さんにおいては63.2%に“睡眠維持力の低下”がみられました。



さらに現在、不眠症治療薬を服用している人の約6割(56.0%)が、服薬中の現在も何らかの不眠症状を有しているという実態が明らかになり、そのうち44.7%の方が超短時間作用型GABA受容体作動薬を服用していることが分かりました。



今回の調査では、中高年の不眠症状や不眠症治療における課題が浮き彫りとなったといえます。MSDは、引き続き、不眠症に関する認知向上に努め、不眠症状を有する方や患者さんのQOL向上に貢献してまいります。

※Furihata R et al. Sleep medicine 2012 13 (7) 831-837 



主な調査結果は、以下の通りです。



■40代以上の55%に、中途・早朝覚醒の症状があり、“睡眠維持力の低下”がみられた

・主に「入眠困難」、「中途覚醒」、「早朝覚醒」と3つに分類されている不眠症状のうち、40代以上の55.0%が、朝まで睡眠を維持できない、“睡眠維持力の低下” による不眠(中途覚醒、早朝覚醒のいずれかまたはその両方)があるとの自覚症状を有していた

・また、 40代以上の約5人に1人(18.1%)は、3つ全ての不眠症状を有していた

・不眠症状のある人の5割が、「不安や興奮、緊張やストレス、考え事などで眠れない」と回答

   「日中十分に活動していないため眠れない」は17.6%、「生活リズムが不規則で眠れない」は15.7%にとどまった





■不眠症治療薬を服用している人の6割が、現在も「不眠症状がある」最も多く服用されているのは、超短時間作用型の不眠症治療薬

・不眠症治療薬を服用している人の、約6割(56.0%)が、現在もなんらかの不眠症状があった

・このうち、3つの不眠症状のうちいずれかの不眠症状がある人が服用している不眠治療薬では、超短時間作用型GABA受容体作動薬が44.7%と最も多かった





■生活習慣病患者の2人に1人が不眠症または不眠症の疑いがあり、不眠症の疑いあり層の半数が、「医師へ相談したことがない」

・生活習慣病患者の約5割(54.3%)が、「不眠症」または「不眠症の疑いがある」

・生活習慣病患者で、不眠症の疑いあり層の約半数(46.8%)は、「不眠で悩んでいるが、医師へ相談したことがない」

・そのうち、医師に不眠の悩みを相談していない人は、不眠症治療薬に対して、「一度薬を飲み始めたらなかなか止められない」(64.0%)、「薬を飲まないと、不安でますます眠れなくなる」(60.8%)と、約6割がネガティブなイメージを抱いていた







    以 上



【MSDについて】

MSDは、すこやかな世界の実現を目指して努力を続けるグローバルヘルスケアリーダーです。医療用医薬品、ワクチン、バイオ医薬品およびアニマルヘルス製品の提供を通じてお客様と協力し、世界140カ国以上で事業を展開して革新的なヘルスケア・ソリューションを提供しています。また、さまざまなプログラムやパートナーシップを通じて、医療へのアクセスを推進する活動に積極的に取り組んでいます。MSDの詳細については、www.msd.co.jp をご参照ください。



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