学校法人 新潟総合学園 新潟医療福祉大学健康スポーツ学科 下門洋文講師、国立大学法人 筑波大学体育系 高木英樹教授らの研究グループは、スイマーの周りの水の流れを三次元的に可視化することに成功し、キック泳の推進メカニズム解明に取り組みました。水中キック泳中のスイマーは足を上下に振っているだけではなく、下肢の捻り動作を行っており、この捻り動作で足部周りに生じた渦を変形させて渦の塊を作り出し、これが足に働く力を最大化していることを突き止めました。このことから、キック泳で速く泳ぐためには、渦の作り方とその扱い方が一つのカギであることが示唆されました。水泳では渦に焦点を当てることで、これまでの指導方法も変わることにつながります。手で水をかいてもうまく泳げない理由は、渦を効果的に作っていなかったということで説明できるかもしれません。これにより、今後の日本人スイマーの活躍に貢献することが期待されます。
本研究成果は、明治大学、シドニー大学、ノルウェー体育大学との国際共同研究として進められてきたものであり、バイオメカニクス分野のトップジャーナルである「Journal of Biomechanics」において、2019年7月4日付で先行公開されました。つきましては、広く県民の皆様にご周知いただきたく取材・報道くださいますよう何卒宜しくお願いいたします。

掲載論文
【題 名】
A quasi three-dimensional visualization of unsteady wake flow in human undulatory swimming.(ヒトのうねり泳中の非定常な後流の準三次元的な可視化)
【著者名】
Hirofumi Shimojo, Tomohiro Gonjo, Jun Sakakibara, Yasuo Sengoku, Ross Sanders, Hideki Takagi
【掲載誌】
Journal of Biomechanics(DOI: 10.1016/j.jbiomech.2019.06.013)

問合わせ先

下門 洋文(しもじょう ひろふみ)
新潟医療福祉大学 健康科学部 健康スポーツ学科 講師 

高木 英樹(たかぎ ひでき)
筑波大学 体育系 教授


※研究内容の詳細については、
新潟医療福祉大学HP/SHAINプロジェクトHP 「TOPICS & NEWS」内にも掲載しております。


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