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世の中に良い感じでお金を流せば、必ずお金は自分に入ってくる ~心地良いシンガーソングライターの金バナ(17)~



NHK「みんなうた」へ楽曲提供をするシンガーソングライター






シンガーソングライターのイノトモさん



NHK「みんなのうた」に楽曲を提供したり(「わたげのお散歩」)、くるり、ハナレグミといったミュージャンの楽曲にコーラスとして参加、はたまた坂本龍一総合監修の「にほんのうた第四集」では「イノトモ+ピラニアンズ」として歌を歌っていたりと、多方面で活躍している。



なにげない日常の風景と、その中で生まれるささやかな心の動きを、ギターを奏でながら歌う。



飾らないふんわりとした人柄が伝わるトークもまじえながらのライブで、全国各地に幸せの歌を届けている



お金は、本来、私達を愉しく、豊かな気分にさせてくれるエネルギー。



あなたが「お金の心地いい側面」を感じた時の話を聞かせて下さい!



自分の声が5月の風に溶けていく感じ






―どうして、シンガーソングライターになったのですか?



九州出身の私は、東京の専門学校で音響技術を学び、劇団の舞台音響として働いていました。



ある時、フェアーグラウンド・アトラクションというイギリスのグループの「ハレルヤ」という曲を聞いて、「あ、この歌を歌ってみたい」と思ったんです。



―そう思って、すぐに歌えるものなのですか?



その曲を聞かせてくれた友達に歌ってみたいと言ったら、「今度自分が出る野外ライブがあるから、そこで歌ってみたら?」と誘ってくれて、その一曲だけ、猛練習しました。



その野外ライブで歌ったときに、「ビビっ!」ときました。小さな公園で歌ったのですが、自分の声が5月の風に溶けていく感じがしました。



感動して、ものすごく気持ちよかった。それで、「これだ!」と、歌への道に切り替わりました。



友達にお金を借りて、本場のジャスを聞くためにニューヨークへ


―「これだ!」と思って、それから?



趣味でギターをやっていたので、その1曲だけは弾き語りができるようになって。



当時所属していた劇団の仲間に歌って聞かせていたら、劇団の座長が「今度レヴューショーをやるから、出てみたら?」と声をかけてくれて。



その時にバック演奏をしてくれたのがジャズミュージシャンで、その繋がりでジャズクラブ等で歌わせてもらえることになり、ジャズの曲を覚え始めました。



その劇団は、イラストレーターの水森亜土さんの旦那様が主宰している劇団で、亜土さんにも、とても良くしてもらいました。



亜土さんに、ニューヨークに行くとたくさん良いライブが観れるよ、と教えてもらって、自分の世界を広げたい時期でもあったので、亜土さんの友人の写真家の方のアパートを紹介してもらって、友達に10万円を借りてニューヨークに行き、2週間くらい滞在させてもらったかな?







―「お金を貯めてから行く」ではダメだったのですか?



私、お金を貯められない人間だったんです(笑)。だから、結構最近まで「お金を貯める」という発想自体がなくて。



その時は、お金を貯めるのが上手な友達が「貸してやるよ」と簡単に言ってくれたので、借りて行くことにしました。20歳か21歳頃の話です。 



飛行機で知りあった人から金銭的な応援を受ける


―その年齢にとって、10万円は大金なのでは?



そうですよね。でも、帰りの飛行機で、斜め後ろの席に座っていた40代くらいの男性とおしゃべりをするようになって。



「私は今、歌を歌っていて、今後、歌手としてがんばっていきたい」という話をしたら、私の歌を聞いたこともないのに、「応援したい!」と言ってくれました。



そして、本当に帰国してから私の口座に10万円を振込んでくれたんです。



―若い娘にオジサンがお金を払う。ちょっと危ない気もしますが(笑)。



全然、そんな感じではないんです。特にすごいお金持ちって感じでもなくて(笑)。



普通にご家族もいらして、ご自宅に呼ばれて奥さまの手料理をご馳走になったこともあります。



ジャズライブの舞台用のドレスを買ってくれたり、ライブに応援に来ていただいたり、とても良くしていただきました。



その後、私はメジャーデビューをして、お礼状とCDを送ったりしました。



良い感じでお金を流せば、必ずお金は入ってくる


―個性的な人生ですね。お金については、どんな風に考えているんですか?



私の中では、「必要なお金は、必要な時にちゃんと入ってくる」という感覚があります。



だから、あまり怖がらずに、お金を使ってきたかもしれません。



たとえば、若い頃、特にお金のアテがなくても、4万円をキャッシングして旅行に行ったこともありました。



そうすると、帰ってきたその日に、ちょうど4万円の印税が振込まれていたんです。何とかなるんですよね。



―それは確信に近い?



そうですね。当時はたとえお金がなくてもあまり気にせずのんきに日々を暮らし、旅や楽しみにもお金を使っていた感じです。



―金は天下の回りもの、という感覚なんですかね? 



あれから、私も子どもを産んだりして、だいぶ大人になりました。



お金についての考えも少しずつ変わってきて、お金を大事に扱い、貯金もできるように。時々自分の収入の1割を寄付するようにもなりました。



もちろん、寄付をすることが、キツい時もあります。けれども、そこで勇気を振り絞って、世の中に流していくと、その3倍の収入が入ってきたりしたこともあります。







―そういうものなんですかね?



だから、最近は、確信し始めています。お金を良い感じで流せば必ず戻ってくるのだと。



―「良い感じで流す」というのは、どういうことでしょうか?



お金を使う時は、きちんと喜びを持って使う。「減ってしまう」みたいな恐怖や疑いを持たずにね。



お金というのは「巡っているエネルギー」であることを気持ちよく信じる



私が使うお金が世の中の良い面に働いて、世の中を潤して、巡り巡って戻ってくる感じ。もちろん、同じ場所から、全く同じ金額が戻ってくるわけではありませんけれどね(笑)。



お金を良い感じで流すと、別の扉から必ず入ってくるっていう確信が最近は生まれています。そんな気持ちが、確立されつつありますね。(執筆者:楢戸 ひかる)



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