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【大変な在宅介護】介護うつを防ぐために、軽減できる3つのサービスを紹介



現在、仕事をしながら、介護・家事を両立している方が増えています。


そのため、介護うつの問題も深刻化されています。


介護うつとは、介護者が精神的、肉体的に疲れてしまい、うつ病を発症することを言います。


介護は、介護負担・家事負担・経済的負担、この3つが重くのしかかっています。


介護うつにならないために、この3つの負担を軽減する方法を紹介します。


3大在宅介護サービスのフル活用


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3大在宅介護サービスのフル活用


デイサービス・訪問介護・ショートステイの3大在宅介護サービスのフル活用を考えましょう。


介護負担を減らしていくための、デイサービス・訪問介護の使い方です。


【1割負担の要介護度2の方の1週間のモデルスケジュール】
























































7時   家族対応(朝食準備・オムツ交換)  その後家族出勤家族対応
8時デイサービスデイサービスデイサービス家族対応
12時訪問介護


(食事準備・オムツ交換)

訪問介護


(食事準備・オムツ交換)

訪問介護(食事準備・オムツ交換)
17時
17時半訪問介護(オムツ交換)   18時に家族帰宅家族対応

1. デイサービス


1回につきの利用者負担761円+入浴などの加算250円+食事500円=1,511円


月に12回の利用として、12×1511=1万8,132円です。


※加算・食事代金は、デイサービスの料金によって変わっていきます。


2. 訪問介護


食事準備とオムツ交換をお昼の12時に頼んだとします。


身体介護(20分以上30分未満)248円


生活援助(20分以上45分未満)181円の身体1生活1と言われる訪問サービスです。


月に12回の利用として、12×394=5,148円


夕方に、オムツ交換だけの20分未満ですむ身体介護であれば、167円となります。


20×167=3,340円


訪問介護の費用は、1か月で、8,496円になります。


合計、デイサービス・訪問介護を組みあわせて2万6,620円となります。


参照:厚生労働省 デイサービスサービス費用訪問介護


上手なスケジュール作りのポイント


日中、誰もいない時は、デイサービス、訪問介護を使う以外にも、夕方にも、ホームヘルパーにオムツ交換をお願いすることで、帰ったらしなければいけない介護が1つ減ります


デイサービスは、お仕事の休みが土日祝であれば、その1回は土曜日、あるいは日曜日に頼んでおきましょう。


介護者のリフレッシュする時間を確保することが可能です。


ショートステイは、1泊2日は3,000円~8,000円で預けることが可能です。


月に1、2回でもいいのでショートステイを利用して、丸1日介護から離れる日を確保することも介護うつを防ぐポイントです。


家事の手を抜けるところは抜く! 便利電化製品の活用


日常生活を送るうえで、介護だけではなく家事の両立も大きな負担となっています


洗濯・食事の準備・掃除と数え上げるときりがありません。


洗濯は、コインランドリーか衣類乾燥機を活用して、干す手間を減らしましょう。


食事の準備は、冷凍食品・レトルト・インスタントを活用できます。


食器洗いは、食洗器を活用して洗う手間を減らすことができます。


衣類乾燥機


洗濯は、食べこぼしや排泄時の汚れなどで、服の洗濯量は多くなります。


洗濯を干すのは手間がかかるという方におすすめしたいのが、脱水した衣類を入れる衣類乾燥機です。














コインランドリー


コインランドリーを利用する場合には「乾燥10分約100円」で利用できます。


衣類乾燥機の購入が負担になる場合は、コインランドリーを利用することで、干す手間が省けます。


冷凍食品


家事の中で、献立・調理・食器の後片付けといった食事関連の家事は、時間と労力を割かれます


そこで、まず献立・調理の手間を省きましょう。

























ちょっとした副菜は、お弁当にいれる冷凍食品が使えます。


量も高齢者には、ちょうどいいサイズとなっています。


お惣菜のコロッケ・ハンバーグなどにこのニチレイフーズの和惣菜を添えて、ご飯と味噌汁で立派な1食ができ上がります。


食洗器


最後に、食器を洗うのも大きな負担となります。


毎日の家事負担を軽減するには食洗器が便利です。













便利電化製品の値段が高くて、購入をあきらめている方は、リサイクルショップに行くと、新品価格より1万~2万円安く購入できます。


やらないといけない家事が1つでも減ると、気が楽になります


やることを増やすよりも、減らす方に力を注ぐことで、介護うつの予防になります。


経済的負担を感じる場合は、使える制度、介護サービスの見直しを


国、自治体のほか、会社の制度もあります。


国が行っている介護費の減免制度


「高額介護サービス費」は自己負担額が超えると、お金がかえって来る制度です。


「負担限度額認定証の交付」は、ショートステイの居室・食費が安くなる制度です。


所得に対して、介護費用が抑えられる減免制度や自治体の介護サービスが存在しています。


経済的負担を感じている場合は、一度使える制度がないかを調べてみてください


自治体のサービス


オムツ代金の助成金、介護している家族への慰労金の支給など、直接、家計を助けてくれるサービスがお住いの地域で存在します。


お住まいの地域を調べてお得な情報を手に入れましょう。


会社の制度


介護休業制度を利用して、介護のために仕事を休むことが可能です。


介護休業中は、40%の介護休業給付金がもらえます


介護で疲れを感じた時は、勤務先の会社に介護休暇があるのか調べてみましょう。


この介護休業制度を使って、仕事をお休みすることも介護うつから身を守る方法です。


介護サービスの見直し


デイサービスの利用時間について1日を半日だけのデイサービスに変更、訪問介護を定額料金の定期巡回型の訪問介護に変更するなど、介護内容の見直しをすることで介護費用を抑えることができます。


「介護サービスの費用をもう少し安くしたい。」とケアマネージャーに相談すると、サービスを再検討してくれます。


ためらわずに、一度相談してみてください。


相談窓口


また、介護サービス以外でも、経済的な負担を相談する窓口は、地域包括支援センター・役所・社会福祉協議会・地域の民生委員とたくさんあります。


相談窓口は、1つに絞らずに複数持っておくと、どうすればいいのか悩んだ時に追い込まれずにすみます。


解決の糸口を聞くことは介護うつを防ぐのに大切なことですので、何かあれば、必ずケアマネージャーや福祉関係の窓口に相談しましょう。


困ったことはすぐ相談を


介護は、長い暗いトンネルの中にいるのと同じ状態です。


いつ終わるか分からない、長い暗闇の中を手探りで歩いている状態です。


お住まいの地域には必ず手を差し伸べてくれる窓口があります。


介護に疲れてきたと感じた時は、相談してください。


介護サービスを既に利用していても介護者の負担を感じる時は利用している介護サービスが合っていない可能性もあります。


せっかく利用するのですから最善のスケジュールで利用したいですよね。


介護生活は終わる日が必ず来ます。


それまで要介護者の方も家族の方も笑顔でいられるように、介護サービス・家事の時短テクニック、経済負担をおさえて1人で抱え込まない状況を作り出して、乗り越えていきましょう。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)


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