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概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は3日ぶりに反発、中国の景気下支えスタンスが好感さる流れ


【ブラジル】ボベスパ指数 113531.72 +0.56%
25日のブラジル株式市場は3日続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比633.88ポイント高(+0.56%)の113531.72取引を終了した。112768.19から114156.20まで上昇した。

おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅を再び拡大させた。海外株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、経済指標の改善も支援材料。8月のFGV消費者信頼感指数は83.6となり、前月の79.5を上回った。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、やや伸び悩む展開となった。

【ロシア】MICEX指数 2246.34 -0.08%
25日のロシア株式市場は続落。主要指標のMOEX指数は前日比1.88ポイント安(-0.08%)の2246.34で取引を終了した。2266.18から2234.87まで下落した。

プラス圏で推移した後は売りに押され、引けまで前日の終値近辺でもみ合った。原油価格の下落がウエートの高い資源銘柄の売り手掛かりとなった。一方、指数の下値は限定的。海外株高が指数を下支えしたほか、経済指標の改善も好感された。7月の鉱工業生産は前年同月比マイナス0.5%となり、前月のマイナス2.4%(改定値)と予想のマイナス2.3%を上回った。

【インド】SENSEX指数 58774.72 -0.53%
25日のインドSENSEX指数は3日ぶりに反落。前日比310.71ポイント安(-0.53%)の58774.72、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同82.50ポイント安(-0.47%)の17522.45で取引を終えた。

プラス圏でもみ合った後は終盤にマイナス圏に転落した。景気の不透明感が解消されていないことが足かせに。経済指標がまちまちの結果で景気回復が鮮明ではないと指摘されている。また、7-9月期の国内総生産(GDP)が翌週に公表される予定となり、慎重ムードも強い。

【中国本土】上海総合指数 3246.25 +0.97%
25日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比31.05ポイント高(+0.97%)の3246.25ポイントと3日ぶりに反発した。

中国の景気下支えスタンスが好感さる流れ。国務院(内閣に相当)は24日の常務会議で、専項債(公益事業向け資金調達を行う特別地方債)発行額の上積みなどを決定した。会議では、一連の経済安定策を実施し、金利低下を誘導する方針なども示している。ほか、中国人的資源社会保障部の副部長は24日に会見し、雇用拡大に向けて財政・金融政策を促進する必要性に言及した。

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