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4日の中国本土市場概況:上海総合0.4%安で続落、大型株物色で上海50Aは0.7%高


4日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比15.45ポイント(0.44%)安の3501.86ポイントと続落した(上海A株指数は0.44%安の3670.82ポイント)。


前日の軟調地合いを継ぐ流れ。中国人民銀行(中央銀行)・貨幣政策委員の馬駿氏が「(株や不動産など)一部分野でバブルが生じつつある」と先ごろコメントする中、引き締め懸念が依然としてくすぶっている。短期金利の上昇もネガティブ材料。午前に公表された人民元建て上海銀行間取引金利(SHIBOR)の翌日物は、4営業日ぶりに上昇した。春節(旧正月)の大型連休(11〜14日)を来週に控え、流動性のひっ迫懸念が再び高まっている。(亜州リサーチ編集部)


業種別では、証券の下げが目立つ。中信建投証券 (601066/SH)が5.3%安、光大証券 (601788/SH)が4.1%安、中信証券(600030/SH)が3.2%安で引けた。


不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が2.8%、緑地控股(600606/SH)が1.7%ずつ下落した(保利地産は約10カ月ぶり安値)。医薬品株、運輸株、インフラ関連株、素材株、自動車株なども売られている。


半面、銀行株はしっかり。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が3.8%上昇した(上場来高値を更新)。食品飲料株、保険株、エネルギー株も買われている。大型株の一角が物色される中、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は0.7%高と4日続伸した。


一方、外貨建てB株相場はまちまち。上海B株指数が1.49ポイント(0.62%)安の237.70ポイント、深センB株指数が1.98ポイント(0.18%)高の1078.09ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)


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