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概況からBRICsを知ろう インドSENSEX指数は反落、海外市場の下落


【ブラジル】
休場

【ロシア】MICEX指数 2743.80 -1.49%
11日のロシア株式市場は3日続落。主要指標のMOEX指数は前日比41.38ポイント安(-1.49%)の2743.80で取引を終了した。2758.83から2726.15まで下落した。

大幅安で寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。世界景気の先行き不安が改めて警戒され、リスク回避の売りが広がった。また、海外市場がほぼ全面安になったことも投資家の不安心理を強めた。ほかに、原油価格の下落が資源銘柄の圧迫材料となった。

【インド】SENSEX指数 33538.37 -2.07%
11日のインドSENSEX指数は反落。前日比708.68ポイント安(-2.07%)の33538.37、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同214.15ポイント安(-2.12%)の9902.00で取引を終えた。

売りが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。海外市場の下落を受け、インド市場も売りが広がった。国内では、給与所得者の収入減に伴う購買力の低下が小売セクターの圧迫材料。報告によると、新型コロナウイルスの流行に伴う経済活動の停滞を受け、8割の給与所得者が収入減を経験したという。また、外国人投資家(FII)の売り継続なども指数の足かせに。FIIはこの日までに2日連続の売り越しとなった。

【中国本土】上海総合指数 2920.90 -0.78%
11日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比22.86ポイント安
(-0.78%)の2920.90ポイントと続落した。

中国指標の下振れが重し。昨日のマーケット引け後に発表された5月の中国金融統計では、人民元建て新規融資が予想以上に前月から縮小した。10日朝方公表された同月の物価統計も下振れている。経済活動の再開は進んでいるものの、景気回復には時間がかかる——との見方も広がった。また、指数は今月に入ってからの上昇ピッチが速く、足元では約3カ月ぶりの高値水準を回復していただけに、戻り待ちの売り圧力も意識されている。中国の政策に対する期待感が根強いなか、指数はプラス圏で推移する場面がみられたものの、後場に入り、改めて売りが優勢となった。

<CS>

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