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12日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で6日ぶり反落、貴州マオタイ1.9%下落


12日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.72ポイント(0.30%)安の2915.70ポイントと6日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、9.12ポイント(0.30%)安の3055.20ポイントで取引を終えた。

買い手控えムードが漂う。対中関税「第4弾」の発動期限が15日に迫るなか、米中通商協議の進展を見極めたいとするスタンスが強まった。また、指数は前日まで5日続伸し、約3週ぶりの高値水準を切り上げていただけに、利食い売りも出やすい環境となっている。ただ、下値は限定的。翌年の経済政策方針を決める重要会議「中央経済工作会議」が12日に終了するとみられるなか、当局が追加の経済対策を打ち出すとの観測が流れた。

業種別では、消費関連の下げが目立つ。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が1.9%安で引けた。不動産株も安い。保利地産(600048/SH)が1.5%下落した。セメント株、金融株、運輸株なども売られている。

半面、半導体株は高い。フラッシュメモリなど製造の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.0%上昇した。公益株、医薬品株、自動車株なども一角が買われた。

一方、外貨建てB株は値下がり。上海B株指数が1.42ポイント(0.58%)安の242.74ポイント、深センB株指数が3.85ポイント(0.43%)安の896.01ポイントで終了した。

【亜州IR】




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