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23日の香港市場概況:ハンセン0.8%安で3日ぶり反落、万洲国際4.0%下落


23日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比219.47ポイント(0.82%)安の26566.73ポイントと3日ぶりに反落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が75.16ポイント(0.71%)安の10451.70ポイントと続落した。売買代金は681億1100万香港ドルにやや縮小している(22日は751億8400万香港ドル)。

米株安が逆風。昨夜の米株市場では、複数企業の業績下振れを嫌気し、主要株価指数がそろって反落した。また、半導体大手のテキサス・インスツルメンツ(TI)は、米中貿易摩擦の影響で顧客が発注を削減したと説明し、今年10~12月期の業績見通しを慎重に設定。アナリスト予想も下回ったことで時間外取引で急落している。業績動向を見極めたいとするスタンスが強まったことも、買い手控えにつながった。香港ではこれから本土系企業の四半期決算報告が本格化する。

英メディアは23日、中国が香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官を更迭し、暫定の行政長官を据えることを検討中——と報道(中国外交部の報道官は単なる噂と否定)。市場の一部からは、「長期化するデモが収束に向かう」と歓迎する声も聞かれたが、好感する買いは現時点で限定的だ。むしろ、投資家の様子見ムードを強めさせている。

ハンセン指数の構成銘柄では、ブタ肉生産で世界トップの万洲国際(WHグループ:288/HK)が4.0%安、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が3.6%安、米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)が2.8%安、インフラ投資会社の長江基建集団(長江インフラ:1038/HK)が2.5安と下げが目立った。

業種別では、食品・飲料や酒造など消費関連が安い。上記した万洲国際と中国旺旺のほか、統一企業中国HD(220/HK)が2.3%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.1%、中国蒙牛乳業(2319/HK)が1.5%、青島ビール(168/HK)が2.8%ずつ下落した。

中国不動産セクターもさえない。中国恒大集団(3333/HK)が2.9%安、中国海外発展(688/HK)と中国金茂HD(817/HK)がそろって2.1%安、万科企業(2202/HK)が1.9%安、華潤置地(1109/HK)が1.7%安、広州富力地産(2777/HK)が1.5%安と値を下げた。

一方、本土市場は3日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の941.62ポイントで取引を終えた。消費関連株が安い。医薬品株、不動産株、海運株、自動車株、保険・証券株の一角なども売られた。半面、ハイテク株はしっかり。発電株や銀行株、農業関連株の一角も物色された。

【亜州IR】



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