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19日の香港株式概況: ハンセン1.1%高で3日ぶり反発、舜宇光学2.9%上昇


19日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比303.74ポイント(1.07%)高の28765.40ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が124.86ポイント(1.16%)高の10909.41ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は675億8500万香港ドルとなっている(18日は605億8700万香港ドル)。

世界的な金融緩和スタンスの鮮明化がプラス。米国では、複数の金融当局者が早期の利下げを主張した。すでに足元では、韓国やインド、マレーシア、フィリピン、ニュージーランド、オーストラリアが政策金利を相次ぎ引き下げている。中国でも緩和的な金融政策が打ち出されるとの思惑が広がった。

米中通商協議の進展期待も強まる。米通商代表部(USTR)の報道官は、「米中高官が18日に電話協議した」と公表した。詳細は明らかにされていないものの、ムニューシン米財務長官はこれより先、「電話会議の結果次第で対面協議は再開される」との見方を示している。

ハンセン指数の構成銘柄では、光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が2.9%高、生命保険のAIAグループ(1299/HK)が2.7%高、石油・化学の中国石油化工(サイノペック:386/HK)が2.0%高、バイオ薬・中医薬の中国生物製薬(1177/HK)が1.9%高と上げが目立った。

業種別では、本土系の金融セクターが高い。中国人民保険集団(1339/HK)が4.0%、新華人寿保険(1336/HK)が2.3%、華泰証券(6886/HK)が2.8%、中信証券(6030/HK)が2.0%、招商銀行(3968/HK)が2.4%ずつ上昇した。証券株に関しては、ハイテク・スタートアップ企業向け株式市場「科創板」の22日取引スタートも支援材料。売買の活性化を意識した。

港湾・海運セクターも物色される。天津港発展HD(3382/HK)が3.8%高、廈門国際港務(アモイ国際港務:3378/HK)が2.0%高、中遠海運港口(1199/HK)が1.2%高、中遠海運HD(1919/HK)が3.6%高、中遠海運能源運輸(1138/HK)が2.9%高と値を上げた。タンカー輸送中国最大手の中遠海運能源運輸については、中間期の黒字転換見通しが材料視されている。

他の個別株動向では、鉄道インフラ建設大手の中国鉄建(1186/HK)が2.7%高。同社の1~6月期受注高は前年同期比で18.0%増加し、伸びが前年から加速した。このほか、売電量の安定的な伸びを好感し、華電国際電力(1071/HK)が3.6%高と急伸している。

半面、香港地下鉄を運営する香港鉄路(MTR:66/HK)は2.7%安とさえない。同社は18日引け後、6月中間期の業績悪化見通しを報告した。建設中の地下鉄・沙田至中環線(沙中線)で手抜き工事が発覚した問題などに絡み、巨額の引当金を計上する。

一方、本土マーケットは4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.79%高の2924.20ポイントで取引を終えた。不動産株が高い。海運株、金融株、産金株、非鉄株、食品・飲料株、自動車株なども買われた。

【亜州IR】




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