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7日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で5日続伸、銀行株安で上海50Aは1.8%下落


7日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.32ポイント(0.14%)高の3106.42ポイントと5日続伸した。約9カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、4.52ポイント(0.14%)高の3253.50ポイントで取引を終えた。

中国の政策期待が持続する流れ。開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では、各種の政策が順次明らかにされるとみられている。全人代に出席する財政部の劉昆部長は7日の記者会見で、「計画中の減税は、世界的に例のない規模となる」と発言。増値税(付加価値税)の引き下げを通じ、製造業などを支援するスタンスを改めて強調した。 業種別では、証券の上げが目立つ。中信建投証券(601066/SH)や海通証券(600837/SH)などがストップ高した。中信建投証券は連日で最高値を更新している。ハイテク株も続伸。なかでも、第5世代(5G)ネットワークなど通信機器メーカーの東方通信(600776/SH)は4日続けてストップ高。この日も上場来高値を更新した。非鉄や鉄鋼、紙パルプの素材株、海運・港湾株も値上がりしている。

半面、銀行株は安い。最大手行の中国工商銀行(601398/SH)が1.5%下落した。消費関連株、自動車株、空運株、医薬品株、エネルギー株の一角もさえない。

大型金融株などの値下がりが響き、上海市場の代表銘柄で構成される「上海50A株指数」は1.8%安と下落率が大きかった。

一方、外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.41ポイント(0.13%)高の311.83ポイント、深センB株指数が7.91ポイント(0.77%)安の1015.31ポイントで終了した。

【亜州IR】



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