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4日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で6日ぶり反発、ハイテク関連に買い


4日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比29.85ポイント(1.10%)高の2750.58ポイントと6日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、31.27ポイント(1.10%)高の2380.46ポイントで取引を終えている。

海外マネーの流入が期待される流れ。インデックス開発世界大手の英FTSEラッセルは、9月中にもA株の国際指数組み入れ可否を決定する見通しだ。また、指数算出のMSCIは3日、「MSCI新興国株指数」の中国A株の組み入れ比率を引き上げている。米中貿易戦争の警戒感が続くなか下落局面もみられたものの、指数は後場途中から再び買いの勢いが強まった。相場の下落局面では、国家隊(政府系ファンドなど)が買い支えに入る——との思惑も根強く残っている。

幅広く物色された。上海総合の構成銘柄は約8割が上昇している。なかでもハイテク関連の上げが目立った。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が9.7%、指紋認証ICの深セン市匯頂科技(603160/SH)が8.8%、システム開発の用友網絡(600588/SH)が5.3%ずつ上昇した。時価総額上位の保険株や石油株もしっかり。中国平安保険(601318/SH)が3.3%高、中国石油天然気(601857/SH)が2.1%高で引けた。不動産株や消費関連株、自動車株、軍需関連株、公益株なども買い進まれている。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.49ポイント(0.87%)高の289.04ポイント、深センB株指数が4.78ポイント(0.48%)高の997.79ポイントで終了した。


【亜州IR】



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