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20日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で6日ぶり反発、金融セクター相場けん引


週明け20日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比29.50ポイント(1.11%)高の2698.47ポイントと6日ぶりに反発した。上海A株指数も上昇し、30.98ポイント(1.11%)高の2825.89ポイントで取引を終えている。

米中貿易摩擦の警戒感がやや後退する流れ。米紙は17日、「貿易摩擦の解消を目指し、米中双方の通商担当者は11月の首脳会談を模索している」と報道している。また、今月22~23日には次官級レベルの協議が開かれる予定だ。中国景気の先行き不安がくすぶるなか、上海総合指数は2653.11ポイントまで下落し、2015年の人民元実質切り下げ後につけた安値(2016年1月27日の2638ポイント)に接近したものの、その後は買い戻しの動きが活発化している。市場関係者の一部からは、「相場の底割れを回避するため、国家隊(政府系ファンドなど)の買い支えが入った」との声も聞かれた。

時価総額上位の金融株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が1.9%高、中国平安保険(601318/SH)が2.2%高で引けた。人民元安の一服を好感し、空運株や紙・パルプ株も上昇。発電株、資源・素材株、ハイテク株、不動産株なども物色された。

半面、医薬株の一角はさえない。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.1%安、金宇生物技術(600201/SH)が2.8%安とそろって続落している。長春長生生物科技(002680/SZ)のワクチン品質問題に絡み、地方政府高官を含む多数の関係者が処分されたことが引き続き売り材料視された。長春長生生物科技株はこの日もストップ安し、上場来安値を連日で更新している。医薬品各社に対する不信感が強まる状況だ。

外貨建てB株の相場も値下がり。上海B株指数が0.22ポイント(0.08%)高の283.35ポイント、深センB株指数が2.09ポイント(0.21%)安の989.82ポイントで終了した。

【亜州IR】



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