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23日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で続伸、大型銀行株が相場けん引


週明け23日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比30.27ポイント(1.07%)高の2859.54ポイントと続伸した。上海A株指数も上昇し、31.74ポイント(1.07%)高の2994.89ポイントで取引を終えた。

金融緩和の動きが追い風。中国人民銀行(中央銀行)と中国銀行保険監督管理委員会は20日、理財商品に対する規制の細則を発表した。デレバレッジの度合いが以前より緩やかになるなか、株式や債券市場にとってポジティブな内容に落ち着いたとの見方が広がっている。また、金融当局は直近、緩和的な政策への移行を示唆していた。人民銀はこの日、中期貸出制度(MLF)を通じ、5020億人民元の資金を市場に供給している。人民元安の一服もプラス。人民銀は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を元高方向に設定した。上海外国為替市場では、人民元相場が強含みに推移している。

時価総額上位の銀行株が相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.4%高、中国建設銀行(601939/SH)が2.2%高で引けた。元安がデメリットとなる不動産株や空運株には買い戻しが続く。保利地産(600048/SH)が5.6%、中国国際航空(601111/SH)が3.4%ずつ上昇した。ゼネコン株も急伸。中国鉄建(601186/SH)が7.4%高、中国建築(601668/SH)が7.1%高と値を上げた。非鉄や鉄鋼、セメントの素材株、石油・石炭株、発電株、海運株なども値上がりしている。

半面、薬品株は急落。動物用薬品の上海海利生物技術(603718/SH)がストップ安し、ジェネリック医薬品メーカー大手の江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が4.8%安、CRO(医薬品開発業務受託機関)で中国トップの薬明康徳(603259/SH)が4.5%安と値を下げた。狂犬病ワクチンの製造データ偽造事件を受け、李克強首相が22日、ワクチン業界の徹底調査を指示したことが薬品業界全体のネガティブ材料となっている。中国の国家食品薬品監督管理局は15日、狂犬病ワクチンの製造データを偽造していたとして、同ワクチンでは中国2位の長春長生生物科技(002680/SZ)に生産停止を命じた。深セン上場の長春長生生物科技株は6営業日連続でストップ安している。

一方、外貨建てB株の相場は値上がり。上海B株指数が1.72ポイント(0.60%)高の289.44ポイント、深センB株指数が6.22ポイント(0.60%)高の1051.29ポイントで終了した。


【亜州IR】



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