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13日の香港市場概況:ハンセン1.2%安で3日ぶり反落、取引再開のZTEは42%安


13日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比377.91ポイント(1.22%)安の30725.15ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が170.94ポイント(1.40%)安の12035.63ポイントとそろって3日ぶりに反落した。売買代金は844億2900万香港ドルと比較的に低水準が続いている(12日の売買代金は877億3100万香港ドル)。

中国指標の下振れを嫌気。5月の中国金融統計で、人民元建て新規融資が予想外の減少となったことがマイナス材料視されている。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表も気がかり。13日(日本時間14日)に結果が発表されるFOMCでは、3カ月ぶりの利上げが確実視されている。その後の会見で、これまで年3回としていた利上げペースを4回に引き上げる発言があるかどうかも不安視される状況だ。

ハンセン指数の構成銘柄はほぼ全面安(50のうち47が下落)。個別では、小型電子部品メーカー大手の瑞声科技HD(2018/HK)が4.1%安、石油グループ大手の中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.9%安、抗生物質・ビタミンC生産の石薬集団(1093/HK)が2.7%安と下げが目立った。香港リートの領展房地産投資信託基金(823/HK)も2.7%下落している。

中国自動車セクターも安い。華晨中国汽車HD(1114/HK)が3.8%、広州汽車集団(2238/HK)が3.5%、北京汽車(1958/HK)が2.7%、吉利汽車HD(175/HK)が2.3%、比亜迪(BYD:1211/HK)が2.1%ずつ下落した。

非鉄やセメント、鉄鋼など素材セクターもさえない。洛陽欒川モリブデン集団(3993/HK)が4.2%安、江西銅業(358/HK)が2.0%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が1.5%安、華潤水泥HD(1313/HK)が4.6%安、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が2.7%安で引けた。

他の個別株動向では、約2カ月ぶりに取引再開した中国通信機器メーカーの中興通訊(ZTE:763/HK)が急落。取引停止前の株価(25.60香港ドル)を41.56%下回る14.96香港ドルで取引を終えた。値幅制限が設けられている本土A株市場では、10%のストップ安に張り付いて終了している。巨額の罰金支払いや、制裁措置による業績への影響が懸念された。同社は12日、米商務省産業安全保障局(BIS)と制裁解除に関する和解協議を締結したと発表。ZTEが計14億米ドル(約1545億円)の罰金を支払うことなどを条件に、米側は自国企業との取引を7年間禁止する制裁措置を解除することに合意した。

一方、家電メーカーの創維数HD(スカイワース・デジタル:751/HK)は6.5%高と急反発。約8カ月ぶりの高値水準を回復した。同社が発表した通期業績が6割減益だったものの、予想ほど落ち込まず、期末配当を増額したことが好感されている。

本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.97%安の3049.80ポイントで取引を終えた。バイオ医薬関連とITハイテク関連が安い。飲料・食品株、資源・素材株、自動車株、金融株、交通インフラ株なども下げた。

【亜州IR】



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