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12日の香港市場概況:ハンセン0.2%安で5日ぶり反落、原油高で石油関連はしっかり


12日の香港市場は小幅に値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比66.43ポイント(0.21%)安の30831.28ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が35.82ポイント(0.29%)安の12288.86ポイントとそろって5日ぶりに反落した。半日の売買代金は1009億7700万香港ドルに縮小している(11日前場の売買代金は1329億7700万香港ドル)。

本土株安が逆風。相場活性化の期待感などで買いが先行したものの、本土市場で上海総合指数が下げ幅を広げるなか、香港の各指数も中盤からマイナスに転じている。商品市況安が嫌気された。上海商品取引所ではこの日、非鉄や鉄鋼など主要商品が軒並み安で推移した。また、中国人民銀行(中央銀行)が連日でオペ取引による資金供給を見送り、期日到来分を純吸収したことも懸念されている。

業種別では、非鉄やセメント、鉄鋼など素材関連の下げが目立つ。江西銅業(358/HK)が2.3%安、中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が2.0%安、中国建材(3323/HK)が2.5%安、中国中材(1893/HK)が1.9%安、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が1.4%安、鞍鋼(347/HK)が2.4%安、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.0%安で引けた。

空運・海運セクターも安い。中国東方航空(670/HK)が4.5%、中国国際航空(753/HK)が4.2%、中国南方航空(1055/HK)が3.8%、国泰航空(キャセイ航空:293/HK)が2.1%、中外運航運(368/HK)が2.9%、太平洋航運集団(2343/HK)が2.4%、中遠海運HD(1919/HK)が2.3%ずつ下落した。

半面、石油関連セクターは逆行高。業界大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.7%、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.9%、海洋油田掘削サービス大手の中海油田服務(2883/HK)が6.2%ずつ上昇した。産油国のある中東地域の地政学リスクが高まるなか、昨夜のWTI原油先物は3日続伸。一時3年4カ月ぶりの高値を切り上げた。

医療・医薬関連セクターの一角もしっかり。中国神威薬業集団(2877/HK)が5.7%高、康哲薬業HD(867/HK)が3.1%高、中国生物製薬(1177/HK)が1.8%高、石薬集団(1093/HK)が0.9%高、山東威高集団医用高分子製品(1066/HK)が4.0%高と上昇した。

一方、本土市場は4日ぶり反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.87%安の3180.16ポイントで取引を終えた。非鉄や鉄鋼、セメントの素材株が安い。金融株、ITハイテク関連株、不動産株、自動車株、運輸株、インフラ関連株なども売られた。


【亜州IR】




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