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27日の香港市場概況::ハンセン0.8%高で続伸、好決算の瑞声科技が4.7%上昇


27日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比242.06ポイント(0.79%)高の30790.83ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が103.85ポイント(0.85%)高の12301.55ポイントとそろって続伸した。売買代金は1352億8900万香港ドルとなっている(26日の売買代金は1410億9700万香港ドル)。

米中の貿易戦争に対する過度な警戒感が薄れる流れ。米国のナバロ国家通商会議(NTC)委員長が26日に「米国は中国と交渉を始めている」と述べたことで、貿易摩擦を巡る両国の歩み寄りが期待された。さらには、中国の国営メディアが26日、「北京で行われた会合で李克強首相は、貿易戦争に勝者はいない、貿易問題は話し合いで解決すべきと発言した」と報じている。香港で主要企業の業績発表が終盤に入るなか、好決算を明らかにする企業が多いことも引き続き材料視された。

ハンセン指数の構成銘柄では、通信キャリア大手の中国聯通(チャイナ・ユニコム:762/HK)が5.6%高、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が4.7%高、政府系大手デベロッパーの中国海外発展(688/HK)が4.4%高と上げが目立った。瑞声科技が昼に報告した17年通期決算では、純利益が3割増え、配当も増額。決算期待で上昇した前場の勢いを保った。中国海外発展に関しては、17年通期決算で増益を確保し、売上高、純利益ともに過去最高を更新したことが改めて好感されている。

中国鉄鋼セクターは反発。鞍鋼(347/HK)が6.1%高、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.4%高と値を上げた。業績の改善が支援材料。鞍鋼が26日引け後に公表した17年決算では、純利益が前年比で3.5倍となった。馬鞍山鋼鉄もすでに、通期利益3倍を報告している。

このほか業績動向を材料にした個別株では、3割増益と配当増額の万科企業(2202/HK)が4.8%高と急伸している。

天然ガス関連セクターもしっかり。新奥燃気HD(新奥ガス:2688/HK)が6.5%、中国燃気HD(中国ガス:384/HK)が3.2%、港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)が2.6%ずつ上昇した。同セクターに対しては、複数のブローカーが強気な株価見通しを示している。

本土市場は5日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比1.05%高の3166.65ポイントで取引を終えた。ITハイテク関連株が高い。紙・パルプ株や空運株、自動車株や不動産株、インフラ関連株、バイオ医薬関連株、証券株、資源・素材株、消費関連株なども買われた。


【亜州IR】





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