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17日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で続伸、金融セクター相場けん引


17日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比8.08ポイント(0.24%)高の3444.67ポイントと続伸した。約2カ月ぶりの高値水準に達している。上海A株指数も上昇し、8.47ポイント(0.24%)高の3607.81ポイントで取引を終えた。

元相場の先高期待が追い風。中国人民銀行(中央銀行)は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を5日連続で元高方向に設定した(約2年1カ月ぶりの元高・ドル安水準)。市場活性化の思惑も強まる。香港交易所(香港証券取引所:388/HK)の李小加CEOは16日、「今年はA株派生商品の上場に注力する」と発言した。

金融・証券セクターが相場をけん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.0%高、中国人寿保険(601628/SH)が1.5%高、中信証券(600030/SH)が3.4%高で引けた。自動車株、エネルギー関連株、ゼネコン株、公益株なども買われている。

半面、非鉄や建材の素材株はさえない。江西銅業(600362/SH)が3.0%安、北京金隅(601992/SH)が2.6%安と値を下げている。不動産株、空運株、消費関連株の一角なども売られた。

一方。外貨建てB株の相場はまちまち。上海B株指数が0.38ポイント(0.11%)高の344.88ポイント、深センB株指数が1.23ポイント(0.10%)安の1204.42ポイントで終了した。

【亜州IR】




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