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25日の香港市場概況:ハンセン0.5%高と3日ぶり反発、本土系金融株など上昇


25日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比147.92ポイント(0.53%)高の28302.89ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が87.75ポイント(0.77%)高の11493.30ポイントとそろって3日ぶりに反発した。売買代金は778億300万香港ドルと縮小している(24日は899億2700万香港ドル)。

外部環境の好転を受け、終日プラス圏で推移した。前日の米株反発の流れを継ぎ、ハンセン指数は買い先行でスタート。内部面では、本土系企業の四半期決算シーズンを迎え、業績期待の強い金融株などが買われた。ただ後場に入ると、指数は上げ幅を縮小。この日の昼ごろ、中国の習近平・国家主席が発足したばかりの新指導部を率いて記者会見を行ったが、目新しい材料はなく、経済政策に関する言及もなかった。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系の金融株がしっかり。中国平安保険(2318/HK)が1.3%高、交通銀行(3328/HK)が0.7%高、中国建設銀行(939/HK)が0.4%高で取引を終えた。近く発表する四半期決算への期待感が強まった格好。うち銀行セクターについては、第3四半期(7~9月)の業績が前四半期比で改善すると見込まれている。

華潤電力(836/HK)も2.7%上昇し、ハンセン銘柄の値上がり率上位に付けた。同業銘柄の業績上振れで思惑買いが広がる。華能国際電力(902/HK)が24日引け後に発表した第3四半期決算は減益ながらも、特殊要因を除くコア純利益が市場予想を上回った。

このほか、足元で売られていた主力銘柄にも買い戻しが入った。騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が0.9%高と3日ぶり、吉利汽車(175/HK)が2.6%高と4日ぶりに反発している。半面、長江実業集団(CKアセット・ホールディングス:1113/HK)や新世界発展(17/HK)、恒隆地産(101/HK)など香港系不動産株が総じて軟調。域内金利の上昇などが嫌気された。

本土マーケットは4日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.26%高の3396.90ポイントで引け、終値の年初来高値を更新している。政策や企業業績への期待が持続。この日の昼ごろ、習近平・国家主席率いる中国の次期最高指導部の面々が明らかとなる中、後場に入って政策メリット銘柄の一角が改めて買いを集めている。また、四半期決算の本格化を受け、業績期待の強いセクターが上昇した。

【亜州IR】



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