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17日の香港市場概況:ハンセン0.02%高と4日続伸、H株指数は0.3%安


17日の香港市場はまちまち。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比4.69ポイント(0.02%)高の28697.49ポイント小幅ながら4日続伸する半面、本土企業株で構成されるH株指数は34.61ポイント(0.30%)安の11568.31ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は838億7900万香港ドルに縮小している(16日は1032億8000万香港ドル)。

本土マネー流入が相場を支える流れ。中国本土・香港間の「相互乗り入れ」(両株式市場の相互取引開放)を通じた取引では、本土からの香港株買い越しが高水準で続いている。米中で良好な経済指標の発表が相次いでいることや、本土で第19回共産党大会があす18日に開幕することもプラス材料視された。ただ、上値は限定的。市場活性化の期待が後退した。香港交易所(香港証券取引所:388/HK)が香港政府に対し、証券取引印紙税の引き下げ、または廃止を求める方向で検討を進めているもようと報じられたことに関し、香港政府は「予定なし」とコメントしている。

業種別では、食品・飲料など消費関連セクターが高い。中国食品(チャイナ・フーズ:506/HK)が13.6%、中国旺旺HD(151/HK)が3.3%、統一企業中国HD(ユニプレジデント・チャイナ:220/HK)が1.5%、中国糧油HD(チャイナ・アグリ・インダストリーズ:606/HK)が1.1%ずつ上昇している。中国食品に関しては、親会社の中糧集団(コフコ)に対し、酒造事業とその他非飲料事業を売却すると発表したことが刺激材料だ。中国食品は売却収入の一部を株主に還元する方針。1株当たり0.93香港ドルの特別配当を実施する予定だ。

エレクトロニクス株も物色される。半導体製造の華虹半導体(ファホンセミコンダクター:1347/HK)が12.7%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が1.5%高、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ・ホールディングス:2018/HK)が2.6%高、光ケーブル販売の南方通信HD(1617/HK)が4.3%高と値を上げた。華虹半導体に関しては、大手ブローカーのマッコーリーが最新リポートで、同社株を「アウトパフォーム」でカバレッジ開始したことも刺激材料。目標株価を16.00香港ドルに設定した。同社株はザラバで12.30香港ドルまで上昇し、今年6月に付けた上場来高値(12.48香港ドル)に接近している。マッコーリーは中国の半導体マーケットについて、安定的に伸びると分析した。
一方、本土系不動産セクターは売られる。中国金茂HD(817/HK)が3.3%安、万科企業(2202/HK)が2.6%安、碧桂園HD(2007/HK)が2.4%安、保利置業集団(119/HK)が1.0%安で引けた。

本土マーケットは小幅続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.19%安の3372.04ポイントで取引を終えた。非鉄や鉄鋼など素材株が急落。このところ買われていた銀行株もさえない。

【亜州IR】



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