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13日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高と反発、環境関連に買い


13日の中国本土市場は小幅に値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比4.42ポイント(0.13%)高の3390.52ポイントと反発した。終値ベースでは年初来高値を上回り、約1年10カ月ぶりの高値水準を切り上げている。上海A株指数も上昇し、4.61ポイント(0.13%)高の3550.46ポイントで取引を終えた。

政策期待で買われる展開。第19回共産党大会の開幕を18日に控えるなか、指導部が打ち出すとみられる経済政策などに対する期待感が強まった。環境保護政策が一段と推進されるとの思惑を受けて、関連銘柄が急伸。偉明環保(603568/SH)などストップ高する銘柄が相次いだ。河北省の「雄安新区」設立に絡み同地や北京、天津などに事業拠点を置く銘柄群も物色される。下水処理の天津創業環保集団(600874/SH)が6.8%、インフラ・公共設備運営の北京首創(600008/SH)が4.4%、送配電機器の保定天威保変電気(600550/SH)が1.2%ずつ上昇した。

消費関連株の上げも目立つ。白酒(中国の蒸留酒)メーカー最大手の貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)が2.2%高の556.15人民元に反発し、上場来高値を更新した。同社株は年初来で7割上昇している。そのほか、鉄鋼や非鉄の素材株、不動産株、海運株なども買われている。

なお、本日昼前に公表された9月の貿易統計はまちまちの内容。輸出の伸び(人民元ベース)は予想の10.9%増より低い9.0%増にとどまったものの、輸入の伸びは19.5%増と予想(16.5%増)を上回った。

一方、外貨建てB株相場も値上がり。上海B株指数が1.08ポイント(0.30%)高の360.10ポイント、深センB株指数が2.69ポイント(0.22%)高の1213.31ポイントで終了した。

【亜州IR】




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