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31日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と反落、銀行セクターに売り


31日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比124.31ポイント(0.44%)安の27970.30ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が79.02ポイント(0.69%)安の11295.44ポイントとそろって反落した。売買代金は1028億1300万香港ドルと高水準が続いている(30日の売買代金は1059億1900万香港ドル)。

主要企業の決算がほぼ出揃うなか、いったん利益を確定する動きが先行した。これまでに公表された主要企業の中間決算では、増益や増配を決定した企業が多い。ハンセン指数は30日に15年5月以来、約2年3カ月ぶりに節目の28000ポイントを回復しただけに、高値警戒感も意識された。なお、朝方公表された中国指標はまちまちの内容。8月の製造業PMIは前月比で上昇したものの、同月の非製造用PMIは低下した。

ハンセン指数の構成銘柄では、本土系金融株の下げが目立つ。中国工商銀行(1398/HK)が2.7%安、中国建設銀行(939/HK)が2.3%安とそろって反落した。昨日はそれぞれ年初来高値を更新している。両行は30日引け後に中間決算を発表。そろって増益を確保し、不良債権比率も改善したことが明らかにされた。ブローカー各社の投資判断も強気が多い。工商銀と建設銀は指数寄与度が大きいため、2銘柄だけで指数を91.9ポイント押し下げた。

そのほか、業績動向を材料にした値動きでは、減益を強いられた太陽光発電用ポリシリコンメーカーの保利協キン能源HD(GCLポリー・エナジー:3800/HK)が2.2%、同じく減益の四川成渝高速公路(四川高速道路:107/HK)が0.9%ずつ下げた。

一方、好決算銘柄の一角は急伸。オンラインゲーム中堅の網龍網絡(ネットドラゴン・ウェブソフト:777/HK)は、中間業績の黒字転換を手がかりに10.8%上昇した。このほか、中国民営コングロマリットの復星国際(656/HK)が7.4%、乳製品メーカー中国大手の中国蒙牛乳業(2319/HK)が5.4%、インフラ建設の中国中鉄(390/HK)とディーゼルエンジン生産のイ柴動力(ウェイチャイ・パワー:2338/HK)がそろって4.0%ずつ上昇している。

本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%安の3360.81ポイントで取引を終えた。大型銀行株が下げを主導している。空運株、発電や水道の公益株、不動産株、建材株などもさえない。半面、IT関連株は急伸。非鉄株や自動車株も高い。消費関連株の一角も物色された。

【亜州IR】



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