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23日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安と4日ぶり反落、エネルギー株さえない


23日の中国本土市場は小幅に値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比9.84ポイント(0.30%)安の3251.38ポイントと4日ぶりに反落した。上海A株指数も下落し、10.34ポイント(0.30%)安の3404.59ポイントで取引を終えた。外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は0.02ポイント(0.01%)安の349.07ポイント、深センB株指数は2.38ポイント(0.21%)安の1146.15ポイントで終了した。


利食い売りが優勢。上海総合指数は今月に入ってからの上昇幅が大きく、足元では約2カ月半ぶりの高水準で推移していたため、高値に対する警戒感が強まった。ただ、政策期待が続くなか、大きく売り込む動きはみられない。全国人民政治協商会議が3月3日、全国人民代表大会(全人代、日本の国会に相当)が同5日に開幕するためだ。2つの会議は「両会」と呼ばれ、中国の重要政策を決定する。


業種別では、石油や石炭のエネルギー株が安い。中国石油天然気(601857/SH)が1.3%、中国中煤能源(601898/SH)が1.1%ずつ下落した。インフラ関連株や建材株、不動産株、空運株、発電株などもさえない。


半面、非鉄株の一角は急伸。洛陽モリブデン(603993/SH)がストップ高で引けた。公共事業の推進を通じた需要増が意識されている。非鉄業界支援策の導入観測も流れた。薬品株も上げが目立つ。「2017年度の保険適用薬品リスト」が発表されたことで、販売増の期待が膨らんだ。


【亜州IR】



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