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15日の香港市場概況:ハンセン1.8%安と3日ぶり反落、香港不動産セクターに売り


15日の香港市場は値下がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比397.22ポイント(1.77%)安の22059.40ポイント3日ぶりに反落し、本土企業株で構成されるH株指数が226.99ポイント(2.34%)安の9479.16ポイントと続落した。売買代金は808億100万香港ドルと増加している(14日は616億香港ドル)。

域内金利の上昇を嫌気。香港は米金融政策に追随するため、米利上げが逆風となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)は15日未明(日本時間)、事前予想の通り1年ぶりに追加利上げを決定。そのうえで、2017年の利上げ見通しを9月段階で予想されていた2回から3回に上方修正している。米利上げに追付し、香港金融管理局(HKMA)も政策金利を引き上げた。

ハンセン指数の構成銘柄は全面安。業種別では、香港不動産セクターがさえない。領匯房地産投資信託基金(リンク・リート:823/HK)が4.0%安、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ:101/HK)が3.1%安、新世界発展(17/HK)が2.8%安で引けた。時価総額上位の銘柄群も急落。生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(チャイナライフ:2628/HK)が3.9%安、石油大手の中国海洋石油(CNOOC:883/HK)が3.5%安、中国最大手行の中国工商銀行(1398/HK)が3.0%安と値を下げた。

非鉄や鉄鋼、セメントなど素材関連セクターも安い。中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が4.7%、江西銅業(358/HK)が3.7%、鞍鋼(347/HK)が3.4%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.0%、安徽海螺セメント(安徽コンチセメント:914/HK)が3.9%、中国建材(3323/HK)が3.8%ずつ下落した。


【亜州IR】



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