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ネクスグループ Research Memo(3):IoT関連事業を戦略的注力領域として、中長期の成長を目指す


■事業概要

以下、セグメント別に事業概要を述べる。

1. IoT関連事業
IoT関連事業は、ネクスグループ<6634>とネクスが担っている。同社の設立以来培ってきた通信機器に関する技術を中核として発展してきた事業で、各種無線方式を適用した通信機器の開発、販売や、それらに関わるシステムソリューションの提供及び保守サービスの提供、さらには農業ICT事業のR&Dなども扱っている。同社はIoT関連事業を戦略的注力領域としており、当面は資金を投下し中長期の成長を目指す方針だ。2021年11月期の実績は、売上高581百万円(構成比12.0%)、営業損失102百万円。

2. インターネット旅行事業
インターネット旅行事業は、イー・旅ネット・ドット・コム、(株)ウェブトラベル、(株)グロリアツアーズが担っている。2012年7月にフィスコが同社を子会社化(当時)したのを機に、フィスコからイー・旅ネット・ドット・コムの株式を取得し、スタートしたという経緯である。旅行関連商品のe-マーケットプレイス運営、法人及び個人向け旅行代理業務、旅行見積りサービス、コンシェルジュ・サービスなどを取り扱っている。2021年11月期の実績は、売上高151百万円(構成比3.1%)、営業損失165百万円。

3. ブランドリテールプラットフォーム事業
ブランドリテールプラットフォーム事業は、同社、チチカカ、(株)ファセッタズム、NCXX International Limited、(株)ネクスプレミアムグループ、(株)ネクスファームホールディングスが担っている。2016年8月にチチカカを子会社化したことをきっかけにスタートした。中南米の伝統工芸品などをモチーフとしたオリジナルのエスニック衣料・雑貨などの小売業や飲食業、及び輸入販売を行っているほか、「CoSTUME NATIONAL」のブランドライセンス事業、さらには、ぶどうの生産、ワインの醸造及び販売なども取り扱っている。なお、営業損失が続いていることから、不採算店舗の統廃合や人員体制の見直し、在庫回転率の向上などの構造改革を推進中である。2021年11月期の実績は、売上高3,367百万円(構成比69.5%)、営業損失399百万円。

4. 暗号資産・ブロックチェーン事業
暗号資産・ブロックチェーン事業は、同社、(株)チチカカ・キャピタルが担っている。2018年7月に開始したマイニング事業から、現在は暗号資産に関する投資、暗号資産の売買・消費貸借、暗号資産に関する派生商品の開発・運用、ファンドの組成などを取り扱っている。2021年11月の実績は、売上高735百万円(構成比15.2%)、営業利益733百万円。

5. その他
グループ全体の財務戦略と事業戦略、リクルート支援業務等の各種コンサルティング業務などを行っているのは、同社、NCXX International Limited、ネクスプレミアムグループで、2021年11月期の実績は、売上高12百万円(構成比0.3%)、セグメント損失26千円。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 欠田耀介)


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