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スカラ Research Memo(9):ソフトブレーン株式の売却資金を活用して積極投資を行う予定


■業績動向

3. 財務状況と経営指標
スカラ<4845>の2021年6月期末の財務状況を見ると、資産合計は前期末比4,582百万円減少の20,330百万円となった。流動資産では、ソフトブレーンを非継続事業として分類したことを主因として現金及び現金同等物が1,986百万円増加したほか、営業債権及びその他の債権が2,043百万円減少した。また、非流動資産ではソフトブレーンに係るのれんが5,136百万円減少した一方で、使用権資産が816百万円増加した。また、投資・インキュベーション事業による有価証券投資により投資有価証券が202百万円増加した。

負債合計は前期末比4,710百万円減少の9,859百万円となった。ソフトブレーン株式を非継続事業として分類したことを主因として営業債務及びその他債務が1,622百万円減少したほか、有利子負債が2,658百万円減少した。資本合計は同127百万円増加の10,470百万円となった。非支配持分が同2,631百万円減少した一方で、親会社の所有者に帰属する持分が2,759百万円増加した。

経営指標を見ると、親会社所有者帰属持分比率は前期末の29.7%から50.0%と大きく上昇した一方で、有利子負債比率は116.6%から58.8%に低下した。ネットキャッシュ(現金及び現金同等物−有利子負債)については2期ぶりに黒字に転じ、前期末比4,645百万円増加の3,835百万円と大幅に改善した。同社はソフトブレーン株式売却で得た資金を新たな投資資金として活用していくほか、一部は借入金の返済に充当する計画となっている。なお、収益性が低水準であるが、これは中期的な成長への先行投資期間と位置付けているためであり、中長期的には売上収益営業利益率で10%を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


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