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橋本総業HD Research Memo(5):「しくみ作り、人作り、しかけ作り」を通じて生産性を向上


■中期の取り組み

4. 「進化活動」
「進化活動」は、「しくみ作り、人作り、しかけ作り」を通じて、橋本総業ホールディングス<7570>のみならず取引先の生産性をも向上させようという取り組みである。「しくみ作り」では、商流の一貫化(サプライチェーン)、物流の共同化(ワンストップ化)、情報流の共有化(ダイレクト化)に取り組んでいる。なかでも「みらいクラウド」は、情報流の高度化と流通全体の効率化を狙った「しくみ作り」となっている。「人作り」では、仕事の基本、商品知識、業界資格の習得などによりプロ人材の育成に取り組んでいる。「みらいアカデミー」では、座学(橋本学校)とネットを併用した研修や、大規模研修施設のある東雲研修センターで開催される施工研修も可能である。これらは、次世代経営者の育成を通じて、取引先各社と同社の人間関係の深化や、社会問題化しつつある後継者難の解消につながっていると考えられる。「しかけ作り」では、基本(5S:整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底、情報・行動・成果の見える化、を支援している。


7つのみらいを見据えてESG活動を強化

5. ESG活動
同社は従来よりESG(環境・社会・企業統治)への対応を重視していたが、7つのみらいを見据えてESG活動をさらに強化する考えである。なかでもSociety、Digital、Greenに注力しており、それぞれ10程度のプロジェクトを実行することで環境と社会に貢献していく。具体的には、基準が厳格化される東証プライム市場上場を目指すことでESGの基礎的要件を確保し、ITに精通することでシステムインテグレーターとして顧客サービスを充実させ、太陽光発電やEV(電気自動車)などを活用して全支店ゼロエネルギー化を目指す。また、ESG活動やSDGsを深掘りすることで、業界全体に科学技術を振興するという狙いもある。これらの活動を先導しているのは橋本社長で、EVの運行管理などの研究を通してEV周辺の商品やサービスを開発すると同時に、工学博士を取得するべく論文化も進めているようだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)


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