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サイオス---2Q営業利益42.0%増、アプリケーション事業の増益が貢献


サイオス<3744>は3日、2020年12月期第2四半期(20年1-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.2%増の72.76億円、営業利益が同42.0%増の0.54億円、経常利益が同17.9%減の0.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.19億円(前年同期は0.20億円の損失)となった。

オープンシステム基盤事業について、主力自社製品の「LifeKeeper」は、米州および欧州の地域で減収となったが、日本でのライセンス販売が順調に推移し、堅調な増収となった。また、Red Hat Enterprise LinuxをはじめとするRed Hat, Inc.関連商品、OSS関連商品、OSSサポートサービスは順調な増収となった。これらにより、売上高は前年同期比7.5%増の41.83億円となった。利益面では、「LifeKeeper」の機能強化にかかる研究開発費、新規事業関連費用が増加し、セグメント損失は0.05億円(前年同期は0.46億円の利益)となった。

アプリケーション事業について、MFP向けソフトウェア製品は、サブスクリプション販売への移行が進み、減収となった。一方、システム開発・構築支援は、教育機関など文教向けを中心に好調な増収となった。金融機関向け経営支援システム販売も、前下期に受注した案件が売上計上され、順調な増収となった。これらにより、売上高は同2.4%増の30.92億円となった。利益面では、金融機関向け経営支援システム販売および文教向けシステム開発・構築支援が増益となった。これに加え、金融機関向けシステム開発・構築支援において、外注費等の抑制により粗利率が改善したこと、前期に発生していた不採算案件の影響がなくなり、増益となった。これらにより、セグメント利益は0.59億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。

2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.5%増の143.00億円、営業利益が同45.6%増の0.80億円、経常利益が同3.9%増の1.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同23.6%増の0.40億円とする期初計画を据え置いている。





<EY>

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