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三和HD Research Memo(3):“動く建材”を世界展開。主力は国内だが欧米事業も重要な柱に成長


■三和ホールディングス<5929>の会社概要

2. 事業の概要
同社グループは連結子会社92社、関連会社14社の107社(2019年3月末現在)で構成されており、ビル商業施設建材製品、住宅建材製品の建築用金属製品の製造・販売及びメンテ・サービス事業を、日本、北米、欧州及びアジアで展開している。

具体的な製品は、建材の中でもシャッターやドアなど、“動く建材”が中心となっている。これに加えて、国内では間仕切やフロント製品、エクステリア製品などを、北米では車両用ドア製品などを展開している。また取付工事やメンテンス・サービスも収益の重要な一部となっている。

主要な子会社としては、国内では三和シヤッター工業を始め、昭和フロント(株)、沖縄三和シヤッター(株)、三和タジマ(株)、三和エクステリア新潟工場(株)、ベニックス(株)、及び三和システムウォール(株)(2018年4月に三和スピンドル建材(株)から社名変更)の連結子会社7社が挙げられる。海外では、前述のように、北米ではOverhead Door Corporation(ODC)が、欧州ではNovofermグループが、それぞれの地域の事業を担っており、傘下に多数の事業会社や地域販売会社を抱え、製品や事業領域によって複数のブランドで展開している。

同社は上記のようなグローバルの事業展開を反映して、情報開示においては、三和シヤッター工業、国内子会社、北米事業(ODC)、及び欧州事業(Novofermグループ(略称:NF))の4つのセクターに分類して売上高及び営業利益以下の主要利益項目を開示している。アジア事業についても、域内の持分法適用会社・その他関係会社系8社合計の売上高と営業利益を開示している。

2019年3月期実績ベースでは、国内の三和シヤッター工業が売上高の47%、営業利益の57%を占めて収益の中核を形成している。それに続くのが米国のODCで、売上高・営業利益ともに全体の27%を占めている。欧州のNovofermグループは売上高の17%、営業利益の12%を占め、存在感を増してきている状況だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)



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