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大同工業---3Q増収減益、国内は付加価値の高い産業機械用チェーン等受注が好調に推移、原材料費高騰で減益


大同工業<6373>は1月31日、2019年3月期第3四半期(2018年4月-12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比2.9%増の352.12億円、営業利益は同47.6%減の11.52億円、経常利益は同57.2%減の11.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同74.2%減の4.17億円だった。

国内は、二輪車用アルミリムにおいて、完成車メーカーの生産工場移転に伴う生産減少の影響や前年同期に新機種の立上により売上が大きく伸びていたこと等もあり受注が低調に推移したが、付加価値の高い産業機械用チェーンの受注が好調に推移するとともに、海外のプラント向けの生産設備の受注が好調に推移したことから、売上高は前年同期を上回った。

アジアは、補修市場向けの受注が中東向けにおいて引き続き低調に推移したが、中国において搬送関連設備の受注が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

北米は、産業機械用チェーンの受注が内需拡大を背景に堅調に推移したが、四輪車用チェーンにおいて、当社製品採用車種の販売不振の影響を受け受注が低調に推移したことにより、売上高は前年同期を下回った。

南米は、産業用・農業用チェーン及び搬送関連設備の受注が好調に推移するとともに、二輪車用チェーンにおいて、完成車メーカー向けの受注が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

欧州は、補修市場向けにおいて、付加価値の高い二輪車用チェーンの受注が西欧向けを中心に好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。

収益面については、鋼材価格、副資材価格、運賃及び電力料等の高騰や、付加価値の高い四輪車用チェーンの売上が北米向けで減少したこと、新興国通貨安等の為替影響を受けたこと、並びに海外の生産設備増強投資に伴い費用が増加した影響等により、減益となった。

2019年3月期通期については、同日、業績予想の修正を発表した。売上高が前期比2.0%増(前回予想比0.4%減)の481.00億円、営業利益が同38.2%減(同29.4%減)の18.00億円、経常利益が同40.7%減(同29.6%減)の19.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同43.5%減(同48.4%減)の8.00億円としている。



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