日経平均寄与度ランキング（前引け）～大幅に5日続落、ファーストリテとソフトバンクGで約160円押し下げ

25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、全225銘柄が値下がりとなった。

日経平均は大幅に5日続落。1018.74円安の19147.45円（出来高概算8億4000万株）で前場の取引を終えている。米株式市場ではNYダウは21日に414ドル安、24日に653ドル安と大幅続落し、およそ1年3カ月ぶりの安値となった。メキシコ国境の壁建設費用を含む暫定予算案が合意に至らず、政府機関の一部閉鎖が始まり、政権運営の先行き懸念が強まった。マティス国防長官の退任が明らかになったことや、ムニューシン財務長官が金融市場の混乱を受けて主要銀行トップと相次いで電話会合を行ったとの報道も投資家の不安を増大させたようだ。また、トランプ大統領がパウエル連邦準備制度理事会（FRB）議長の更迭を検討しているとの報道などから1ドル＝110円台前半まで円高が進み、連休明けの日経平均は米株安や円高を嫌気して380円安からスタート。昨年9月15日以来、およそ1年3カ月ぶりに節目の2万円を割り込んだ。寄り付きをこの日の高値としてその後も下げ幅を広げ、この日の安値圏で前場を折り返した。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で指数を約160円押し下げたほか、ダイキン<6367>、テルモ<4543>、KDDI<9433>、ユニファミマ<8028>などもそれに続いた。主力株全面安のなかでも、ソフトバンクGは、相対的に下落率が大きくなっている。日経平均との連動性の高さから地合い悪化の影響を強く受けているほか、米国株式市場が大幅に下落し、ここ2営業日でNYダウが4.7％安、ナスダックは5.1％安となるなか、ソフトバンクビジョンファンドの損益悪化などを警戒する動きにもなっているもよう。ユニファミマは、第3四半期累計の事業利益が前年同期比2割増との観測報道が伝わったが、想定線での推移と捉えられ、インパクトは限定的であった。また、ドンキホーテHD<7532>のTOB不調などによる先行き不透明感も重しになっているようだ。


*11:30現在

日経平均株価　　19147.45(-1018.74)

値上がり銘柄数　　0(寄与度+0.00)
値下がり銘柄数　225(寄与度-1018.74)
変わらず銘柄数　　0

○値上がり上位銘柄
コード 　銘柄 　 　 　 　 直近価格 　 　 　 　前日比 寄与度

○値下がり上位銘柄
コード 　銘柄 　 　 　 　 直近価格 　 　 　 　前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 　 　56190 　 　 　 　 -2650 -98.17
<9984> ソフトバンクG 　 　　7066 　 　 　 　　-555 -61.68
<6367> ダイキン 　 　 　 　11255 　 　 　 　　-960 -35.56
<4543> テルモ 　 　 　 　 　5727 　 　 　 　　-474 -35.12
<9433> KDDI 　 　 　 　 　　2450 　 　 　 　-148.5 -33.01
<8028> ユニファミマ 　 　　14030 　 　 　 　　-830 -30.75
<4523> エーザイ 　 　 　 　 8101 　 　 　 　　-684 -25.34
<8035> 東エレク 　 　 　 　11970 　 　 　 　　-600 -22.23
<6954> ファナック 　 　 　 15975 　 　 　 　　-525 -19.45
<4063> 信越化 　 　 　 　 　8040 　 　 　 　　-515 -19.08
<4911> 資生堂 　 　 　 　 　6183 　 　 　 　　-501 -18.56
<4452> 花王 　 　 　 　 　　7625 　 　 　 　　-448 -16.60
<6098> リクルートHD 　 　 　2558 　 　 　 　　-147 -16.34
<6971> 京セラ 　 　 　 　 　5293 　 　 　 　　-214 -15.86
<9735> セコム 　 　 　 　 　8839 　 　 　 　　-413 -15.30
<6762> TDK 　 　 　 　 　 　7190 　 　 　 　　-400 -14.82
<4519> 中外薬 　 　 　 　 　6260 　 　 　 　　-360 -13.34
<2801> キッコーマン 　 　 　5450 　 　 　 　　-360 -13.34
<4507> 塩野義 　 　 　 　 　6112 　 　 　 　　-357 -13.23
<7203> トヨタ 　 　 　 　 　6075 　 　 　 　　-341 -12.63




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