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ゼロからわかる先物・オプション取引入門(17)3月雇用統計はどうだったの? 米雇用統計をチェック!(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。今回は日本時間2018年4月6日21時半に発表された3月米雇用統計についてお伝えしたいと思います。

◯米雇用統計って?

まずは米雇用統計について押さえておきましょう。経済界では特に、毎月発表されるアメリカの雇用統計が重視され、雇用統計によって株価や為替が大きく動く傾向にあります。

米雇用統計とは、アメリカの労働省が毎月発表する米国の雇用情勢を調べた景気関連の経済指標のことです。失業率、非農業部門就業者数、建設業就業者数、製造業就業者数、小売業就業者数、金融機関就業者数、週労働時間、平均時給などの10数項目の数値が発表されます。

〇非農業部門雇用者数と失業率に注目!

全てを押さえるのは大変!という方は特に注目されている非農業部門雇用者数と失業率をまずチェックしてみましょう。非農業部門雇用者数とは、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計されたもので全米の約1/3を網羅し、非農業部門の就業者数は景気動向を敏感に反映すると言われています。

失業率は失業者数を労働力人口(失業者数と就業者数の合計)で割ったもので、約6万世帯が調査対象となっています。5%でほぼ完全雇用と言われているので最近はかなり良い水準が継続しています。

〇いつ発表されるの?

原則毎月第1金曜日に発表される米雇用統計は、日本の時間に直すと、夏時間では日本時間午後9時半、冬時間では日本時間午後10時半に発表されることになります。4月は夏時間ですので午後9時半に発表となりました。

◯足元の雇用統計の結果は?

前回2月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が大幅に上振れしたことや、時間給賃金が市場予想を下回ったことで、「米経済は好調だがインフレへの警戒感が後退した」と取られ、米国市場ではナスダック総合指数が史上最高値を更新、NYダウやS&P500といった指数も大幅に上昇しました。また国内でも米国株高や為替が円安に振れたことを好感し、全面高となりました。

今回、3月の米雇用統計では非農業部門就業者数は前月比+10.3万人と予想を大きく下振れました。しかし前回の雇用統計がかなり良かったのでその反動と取られたようです。失業率は4.1%と良い水準を継続しています。注目された平均時給は前月比+0.3%、前年同月比は+2.7%と予想と一致し、総じて相場への影響は限定的でした。

〇先物で売買チャンスを逃さない!

米雇用統計の発表では為替も株価も大きく動きますが、日本の株式市場は雇用統計の発表の時はクローズしています。ですが指数先物取引でしたらその時間でも取引することができます。

指数先物取引のオンライン取引は、日中立会の8:45~15:15のほかに、夜間立会の16:30~翌5:30、オプション取引は9:00~15:15と16:30~翌5:30と、個別株に比べて長時間取引が可能なので、取引したいタイミングにチャンスを逃さずに取引することができますよ。
この連載を通して先物を始めてみたいな、と思っていただけたら嬉しいです。

なお先物・オプション取引を行うには、証券会社に口座を開設する必要があります。お得に取引をしたい方にはオンライン取引のできる証券会社がおススメ!オンライン取引は、PCやスマホから誰でもカンタンに取引することができ、手数料が安いのが特徴です。手数料は利益に直結するので重視したいところですよね。価格.comによる証券会社別の日経225先物手数料比較ランキング(2018年2月末時点)を見てみると、第1位は日産証券、第2位はライブスター証券、第3位はカブドットコム証券となっています。オンライン証券会社選びの参考にしてみてください。

「ゼロからわかる先物・オプション取引入門」は、三井智映子の見解でコメントしています。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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