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クオール Research Memo(3):保険薬局事業と、医療関連の業務受託のBPO業務受託事業の2事業を展開


■会社の概要

2. 事業の概要
現在のクオール<3034>は、保険薬局事業とBPO受託事業の2つの事業セグメントからなっている。詳細は後述するが、保険薬局事業はクオール本体が、BPO受託事業は100%子会社のアポプラスステーションが、それぞれ中核企業となっている。

保険薬局事業セグメントの事業内容は、調剤薬局の運営と病院内売店の運営の2つだ。このうち、店舗数では調剤薬局事業が全体の約97%を占め、また売上高でも同様の構成比と推測されることから、保険薬局事業セグメントの実質は調剤薬局事業と言うことができる。

保険薬局事業において連結子会社が17社と多いのは、同社が中小の調剤薬局チェーンのM&Aを重ねてきたためである。これは同社が薬局運営において地域性を重視して被買収企業の経営の独自性を尊重していることや、薬局運営に関する行政の許認可の存在があるとみられる。在庫管理など経営上の各種システムについては同社本体と子会社間で統合が完了しており、子会社が多数存在していることの経営効率上の不利益はないと弊社ではみている。

BPO受託事業ではこれまで、自社設立の子会社や買収会社の整理統合が進んできている。現状では、3つのサブセグメント(詳細は後述)のうち、出版事業をメディカルクオールが手掛けるほかは、ほぼすべての事業をアポプラスステーションが行う体制となっている。

事業セグメント別の収益の構成比を見ると、2017年3月期実績ベースでは、売上構成比は保険薬事業92%、BPO受託事業8%、営業利益構成比は保険薬局事業80%、BPO受託事業20%となっている。BPO受託事業の営業利益構成比が売上高構成比よりも高いことから明白なように、営業利益率ではBPO受託事業が保険薬局事業を大きく上回っている。これはBPO受託事業の内容が人材派遣紹介業務であることが影響している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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