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ダイナムジャパンHD Research Memo(6):2018年2月施行予定の新規則で、業界は転換期を迎える可能性


■ダイナムジャパンホールディングス<06889/HK>の中長期の成長戦略

3. 2018年に予想される業界環境の変化
パチンコ・パチスロ業界が現在直面する最大の問題は、2018年2月に施行予定の新規則だ。大まかな内容は、1)出玉率の上限を現行の約3分の2に規制、2)大当たり1回当たりの出玉数が現行の約3分の2に規制、というもので、射幸性に対する規制の一環と言える。

射幸性については、2016年に機械の大当たり確率の引き上げが実施され、最も大当たり確率が低い(すなわち射幸性が高い)1/400機が姿を消して1/320機が最も射幸性が高い機種となった。パチンコ・パチスロが、ハイリスク・ハイリターンのギャンブル性の高いものからミドルリスク・ミドルリターンの遊びになったということだ。今回の出玉に対する規制の結果、さらにこの傾向が進んでいくものと予想される。

2016年の規制ではホール業界の自主規制もあり、射幸性が高い機械の入れ替えを迫られたが、2018年2月の規制では現行機種について、認定を取得すれば最大3年間(2021年1月31日まで)使用を継続できることになっている。認定取得には費用(1台当たり約1万円のイメージ)がかかるものの、新規則施行に伴い短期間で設備投資負担が発生するものではなく、新規則に対応した機械への入れ替えは緩やかに行われるものと見られる。

このため現時点で新規則の業績への影響を予測することは難しく、業界動向には今後も注意を払う必要がある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)


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