ブイキューブ<3681>は14日、2017年12月期第3四半期(2017年1~9月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比9.4%減の49.05億円、営業損失は5.53億円(前年同期は0.84億円の利益)、経常損失は5.43億円(同4.45億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は14.66億円(同5.13億円の損失)となった。

売上高は、「クラウド」型を中心とした「V-CUBE」各サービスの提供を積極的に推進してきた日本や、企業向けサービスが拡大したシンガポールでは堅調に推移したが、中国の自動車メーカー向けサービスが終了し、新サービスの提供開始が遅れたことにより、全体として減少した。
費用面では、コスト削減を中心とした構造改革を実行しており、販管費の増加に歯止めをかけ、前年同期並みとなった。しかし営業利益は、売上高の減少により赤字となった。第3四半期に、構造改革を一段と推し進める中で、子会社パイオニアVCの買収にかかるのれんを減損損失として計上したほか、中国において顧客企業のサービス利用に係るインフラ整備のために一部負担していた前払費用について、サービス開始が遅れていることから、減損損失として計上したため、第3四半期累計の特別損失は8.79億円となった。

なお、2017年12月期の業績予想については、同日に修正を発表している。
売上高は前期比4.3%減(前回予想比10.7%減)の69.26億円、営業損失は2.94億円(同0.46億円の利益)としている。経常損益および親会社株主に帰属する当期純損益については、現時点では国内外の保有資産の整理を中心とした一段の構造改革実現の可能性や影響額の規模が見通せないこと、また、損失を計上する勘定科目は最終的に監査を経た上で決定するため、未定としている。

売上高は国内のクラウドビジネスの順調な積み上がりや、2017 年 10 月より販売開始したテレキューブが貢献を開始するほか、第3四半期から第4四半期にずれ込んだ電子黒板の案件が実現し、シンガポールのWizlearnが堅調に推移する見込みとしている。
営業利益は売上原価や販売管理費等の固定費削減を中心とした構造改革の効果に加え、売上構成の改善や継続的な固定費の削減及び第3四半期に計上した減損損失による償却費の負担減等で黒字化を目指すとしている。

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情報提供元:FISCO
記事名:「ブイキューブ---3Qは構造改革を推進も減損損失が影響し、最終損失へ