■キャリアリンク<6070>の中期経営計画

同社グループは3ヶ年の中期経営計画で、最終年度(2020年2月期)の業績目標値として、売上高で26,800百万円、営業利益で1,440百万円を目標として掲げている。3年間の年平均成長率では、売上高、営業利益ともに年率13%の成長を見込んでいる。規模の拡大に伴って間接費用の比率が下がるため、営業利益率は6%程度まで上昇する可能性があるが、今回は保守的に見て、まずは2017年2月期並みの5.4%の水準まで戻すことを目標とした。

中期経営計画達成に向けた営業戦略としては、主力のBPO関連事業部門の拡大に加えて製造系人材サービス事業の育成にも注力していく方針となっている。BPO関連事業部門については、引き続き大型プロジェクト案件の受注獲得に注力していく。大型プロジェクト案件では、大量の人員を短期間で採用し、業務の早期立ち上げが求められるが、同社グループでは今まで蓄積してきた「チーム派遣」による運用ノウハウを強みとして、新規受注の獲得を進めていく。特に、金融機関向けのマイナンバー関連業務については2018年以降、銀行の普通預金口座との紐付作業が開始される見込みとなっている。既に証券業界向けではスタートしているが、2018年以降は、銀行向けでの需要も本格的に立ち上がり、BPO関連事業部門の売上をけん引していくものと予想される。製造系人材サービス事業については食品加工業者向けを中心に、営業エリアの拡大も図りながら事業規模を拡大して行く方針だ。

なお、BPO関連業務の競争力を強化するために、上流工程となるシステム開発分野へ事業領域を拡大すべく、M&Aを前向きに検討している。ただ、現状は同社グループの条件に適う案件が見つかりにくく、今回の中期経営計画にはその効果を織り込んでいない。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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情報提供元:FISCO
記事名:「キャリアリンク Research Memo(5):2020年2月期に売上高268億円を目指す