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ビューティ花壇 Research Memo(7):2018年6月期は新規営業所の開設や損益改善により増収増益を見込む


■業績見通し

2018年6月期の業績予想についてビューティ花壇<3041>は、売上高を前期比1.2%増の5,748百万円、営業利益を142百万円、経常利益を137百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を96百万円と微増収ながら大幅な損益改善の実現により、最終黒字転換を見込んでいる。

売上高は、引き続き「生花祭壇事業」が新規営業所開設※等により拡大する想定である。一方、「生花卸売事業」はほぼ横ばいで推移するとともに、「ブライダル装花事業」は取引先倒産による影響(約170百万円のマイナス要因)が残ることから縮小する見通しである。

※関東エリアにおけるドミナント展開への足掛かりとして、まずは既存拠点周辺へ新規拠点を開設予定である。なお、ドミナント展開には、顧客先へのリードタイム短縮による効率性(利益率)向上や、地域シェア拡大を図るところに狙いがある。


一方、利益面では、「生花祭壇事業」が高い収益性を継続するとともに、「生花卸売事業」及び「ブライダル装花事業」における損益改善により大幅な営業増益を実現し、営業利益率も2. 4%に改善する見通しである。

弊社でも、主力の「生花祭壇事業」における営業戦略や原価低減策が順調に軌道に乗ってきたことや、新規営業所開設による効果も期待できることから、同社の業績予想の達成は可能であるとみている。前期業績の足を引っ張る要因となった「生花卸売事業」及び「ブライダル装花事業」の回復に向けた足取りを見守りたい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)



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