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馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術:残暑も注目したい!サマーストック


皆さま、こんにちは。フィスコ企業リサーチレポーターの馬渕磨理子です。

『馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術』と題して、私が普段のトレードで使っている分析ツール「トレードステーション」について、その活用方法を、様々な投資情報も交えながらお話しする連載です。今回は、残暑でも注目しておきたい!サマーストックまとめです。

●今年は残暑こそサマーストック
天候は様々な企業の活動に影響を及ぼします。夏には、飲料メーカーやエアコンを作っている電機メーカーなどが、多くの新商品を出すなど、関連企業に注目が集まりやすいです。株式市場では、こうした猛暑関連銘柄のことをサマーストックと呼んでいます。東京都心は8月にも関わらず21日連続降水を記録し、夏らしさが少なかったですが、その分、暑さが和らぐとされる処暑を過ぎた8月後半に気温が高い日が続きました。9月10日、11日には最高気温が30度を記録しており、残暑が感じられることから、株式市場でもまだまだテーマ株として盛り上がりを見せる可能性があります。

●今年のサマーストックの特徴
フィスコアプリでは、サマーストックをまとめています。7月のはじめには猛暑でエアコンの増産と拡販との報道がみられました。また、昨今、高級ホテル等でのナイトプールに流行の兆しが見られる点に注目しています。人気の理由として、夜は日焼けを気にしないでいいことや、インスタグラムやフェイスブックなどのSNSに載せる写真を撮るのに適している(インスタ映え)ことなどが影響しているようです。その流れで、ホテル関連のほか、スマートフォンの防水ケースを取り扱う銘柄などにも注目が集まると予想されます。また、スマホアプリ「ポケモンGO」がリリース1周年記念イベントを米国で開催するなど、今後は「伝説のポケモン」登場が話題となる可能性も考えられるでしょう。

●5分足のチャート分析
フィスコでは、今年のサマーストックを15銘柄取り上げています。それを、トレードステーションに登録して分析してみました。日足のチャートで分析するのはもちろんですが、5分足で分析するとその当日の値動きや勢いが把握できます。また、翌日以降の株価の勢いを予測することができます。5分足は一日を通した値動きを見ることができ、例えば引けにかけてチャートの値動きがよく、引け味がよければ、翌日以降もその勢いが続く可能性があります。

●マトリックスの活用
さらに、トレードステーションには板発注機能であるマトリックスがあります。こちらは、価格ごとの板とともに、価格ごとの出来高も表示され、どの価格でどれだけ取引が行われたかがひと目で分かるようになっています。しかも、単純な数量表示はもちろん、出来高の量に応じて長さの変わる「出来高バー」の活用は有効です。一日の中で、どの時間にどの値段帯で、どのくらいの出来高ができたかが分かります。引けにかけて高い価格帯に長い出来高バーができている銘柄は、翌日以降も注目だと言えそうです。

●フィスコアプリのサマーストック15銘柄
フィスコアプリで取り上げたサマーストックをここで、ご紹介いたします。ぜひ、トレードステーションを活用して分析してみてくださいね。

<4755>楽天、<4661>オリエンタルランド、<4452>花王、<4911>資生堂、<3092>スタートトゥデイ、<3382>セブン&アイ・ホールディングス、<6367>ダイキン工業、<6201>豊田自動織機、<6752>パナソニック、<6503>三菱電機、<2503>キリンホールディングス、<2502>アサヒグループホールディングス、<6753>シャープ、<3656>KLab、<3689>イグニス

ではまた次回をお楽しみに。


※「馬渕磨理子が実践!トレードステーション利用術」は、米国TradeStationGroupが開発したトレーディングツール「トレードステーション」の日本語版(マネックス証券が提供)を馬渕磨理子の見解で注目し、コメントしたものです。開発会社や日本語版提供会社との見解とは異なる場合があります。

(フィスコ企業リサーチレポーター 馬渕磨理子)



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