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極東貿易 Research Memo(5):中核事業のねじ関連事業(ヱトー)は上振れの可能性あり


■今後の見通し

極東貿易<8093>の2018年3月期通期については、売上高65,000百万円(前期比9.0%増)、売上総利益8,750百万円(同3.2%増)、営業利益1,300百万円(同9.2%増)、経常利益1,700百万円(同3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,150百万円(同8.9%増)と増収増益を予想している。

同社は2016年3月期よりヱトーを子会社化することで安定収益基盤(2017年3月の経常利益率2.8%)が確立した。2018年3月期も中核事業のねじ関連事業を中心に、注目する商材は多く、売上拡大と収益確保が期待できる。

売上高の面では、製鉄所高炉の高稼働持続による鉄鋼関連設備の受注拡大、石油掘削関連設備の昨年度の踊り場状況を脱して大幅な回復、昨年納入延期案件(重電設備、バイオマス発電設備・機器)の受注確保、新製品の自動車向け軽量ケーブルの予備量産生産の受注生産開始などが大きく貢献するものと思われる。その他の事業部門ではマイナス要因は比較的少なく、売上高は前期比9.0%増となり、2016年3月期の高水準(66,237百万円)9割程度まで回復する見通しである。

一方、利益面では、中核事業のねじ関連(ヱトー)は北米自動車メーカー向けビジネスが本格化し増収増益に寄与し、ばね関連部門(サンコースプリング)も生産効率向上と新製品開発で利益創出の見通し、また、基幹産業関連部門も受注確保・増大に伴い、売上総利益も回復傾向にある。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水 啓司)


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