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【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家元・社長:5期連続の増収増益・過去最高益のアスラポート・ダイニングを深掘り!



以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家元・社長氏(ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2017年6月9日17時に執筆


投資対象の株を選別する際には、

・ファンダメンタルズ分析による銘柄選定
・テクニカル分析による銘柄選定
・市場で人気化しているテーマ株に沿った銘柄選定

など、様々な手法があります。

私の場合には、本業の内容と事業環境の先行きが比較的明るそうな株をざっくりと選定した後、ファンダメンタルズ分析で絞り込み、最後にテクニカル(主にトレンドラインとフィボナッチ)にて投資対象の銘柄を決定する、という手法を自己ルールとして採用しています。

日頃から投資対象としてターゲットになりそうな株を探すようにしているのですが、極稀に、「このチャートの形は簡単に値幅が取れるんじゃないか?」という株に出会うことがあります。

本日はそんな株式投資初心者にもオススメの銘柄で、多数の飲食チェーンを展開しているアスラポート・ダイニング<3069>を深掘り特集していきたいと思います。


■アスラポート・ダイニング<3069>の会社情報

▽アスラポート・ダイニング<3069>とは?

アスラポート・ダイニング<3069>は、

・飲食店を展開する外食(販売)事業
・食材等の輸出入卸売りの流通事業
・乳製品を中心とした生産事業

の3つの柱を持つ事業会社となります。

外食事業では、牛角やとりでん、とり鉄などの外食フランチャイズチェーンを713店舗(2017年3月末時点)全国展開。ラーメン屋ファストフードなど新たなジャンルへの進出も積極的におこなっています。

流通事業では、欧州や米国で和食材を中心に卸売を行っており、特に米国食品子会社(PacificParadiseFoods,Inc.)などが好調な業績を維持しています。


▽アスラポート・ダイニング<3069>の企業情報

市場:ジャスダック

外食FC本部の運営、直営店展開などを手掛ける。主なブランドは炭火焼肉酒家「牛角」、釜飯と串焼「とりでん」、鶏料理居酒屋「とり鉄」など。


■アスラポート・ダイニング<3069>の株主配当と株主優待情報

▽株主優待情報

毎年3月31日及び9月30日現在の株主名簿に記載された500株以上保有の株主に対して「優待商品」が贈られる。
所有株式500株以上999株以下の株主に対し、「ご優待商品」3,000円相当の中から1点所有株式1,000株以上の株主に対し、「ご優待商品」3,000円相当の中から2点もしくは6,000円相当の中から1点が贈られる。

▽株主配当情報

権利確定月:3月末日
単元株数:-
対象株主:-
株主配当金:株主配当制度無し(2017年6月9日現在)
配当利回り:0%
実質配当利回り(配当金+株主優待):0.01%(2017年6月9日の終値で計算)


▽株主優待・株主配当面からのアスラポート・ダイニング<3069>考察

株主配当、株主優待の側面から考えると実質配当利回りが0.01%と日本国債10年物の利回りよりも低く、配当狙いの個人投資家にとっては投資対象としては割に合わない銘柄かと言えます。


▽アスラポート・ダイニング<3069>のネットネット指数

割安な銘柄を探し出す指数として使わるれこともあるネットネット指数。

アスラポート・ダイニング<3069>のネットネット指数は、-1.58(2017年6月9日終値で計算)となっています。


▽ファンダメンタルズ面からのアスラポート・ダイニング<3069>考察

外食事業は競合他社との競争激化が原因で下振れ。2018年3月期も傘下のブランドのテコ入れを行いつつも横ばい状態をなんとかキープして、次の展開の土台を固めたいと言ったところでしょうか。

変わって、流通事業では米国食品子会社(PacificParadiseFoods,Inc.)の好調に加え、英国の業務用水産加工子会社(T&S)の販路拡大に大きな期待を寄せられています。また、生産事業でも九州乳業などが好調維持。海外市場への積極的な展開を継続していく目算のようです。

8日公開された決算説明会のプレゼンテーション資料に目を通してみると、アスラポート・ダイニング<3069>は今後、生産・流通・販売(外食)をより強固に結びつけていくことにより、収益性を更に高めていく事業戦略推し進めていくと見られます。

現時点でも5期連続での増収増益・過去最高益を達成しており、2018年3月期も増収増益の予想となっています。

一株利益も高まってきていることに加え、予想PER、PBRの面からも株価は評価不足と考えてもおかしくない水準。投資対象としても悪くない銘柄だと言えます。


■アスラポート・ダイニング<3069>のチャート分析

アスラポート・ダイニング<3069>の現在株価は、431円(2017年6月9日終値)となっています。


▽日足で考えるアスラポート・ダイニング<3069>の短期売買シナリオ

アスラポート・ダイニング<3069>の日足チャート(1年分)を見てみると、2016年8月以降400円〜450円のレンジで推移しています。

確実にそうなるとは言い切れませんが、この場面では短期的には400円近辺まで下がってきた所で買いを入れ、450円付近まで上昇した所で利益確定に動く戦略を取るのがセオリーでしょう。

短期売買エントリーポイント:400円付近まで押してきた所でエントリー。ロスカットポイントは390円を切ってくる動きになった場合に、スパッと損切りするのが得策。


▽週足で考えるアスラポート・ダイニング<3069>の中長期売買シナリオ

アスラポート・ダイニング<3069>の週足チャート(10年分)を見てみると、

・2010年3月19日の週の安値41円
・2012年12月14日の週の安値167円

を結んだラインが下値支持線として機能しています。また、400円付近には強力な節目が存在していると考えられ、現時点の株価を考えてもここからの下値不安は少ない銘柄だと判断できます。

2015年の春先に大きく株価が上昇した過去を考えれば、中長期的な展望の元に安値で仕込んでおく事で、思わぬ含み益をもたらす可能性も。

ここから素直に上昇していく事も考えられますので、現値付近で打診買い。その後、下落した際にも400円付近で買い増しの戦略がベストなのではないかと考えています。

中長期売買エントリーポイント:現値で打診買い、400円まで下がってきた所で買い増し。ロスカットは340円。


■アスラポート・ダイニング<3069>の総合評価
※2017年6月9日段階

アスラポート・ダイニング<3069>は将来的な事業展望もしっかりしており、それぞれの事業を有機的に結びつけ、利益幅を伸ばしていく計画のもの2018年3月期のスタートを切っています。この施策が実を結びつつある事が周知されてくれば、株価も市場で再評価されてくること間違い無し。

チャート的にも、中長期目線の投資を考えた際にはまさに仕込み時といえる状態となっています。

連続増収増益を続けておりますので、株主配当もどこかのタイミングで実施してくる可能性が高いのではないでしょうか。株主配当の新設となれば、市場的にもインパクトは大きいと言えます。

個人的にも投資対象の銘柄として、更に深く分析していきたいと考えています。



当ブログでは、個人的に注目しているテーマ関連株情報の深掘り、個別銘柄の分析、世界経済や相場全体の今後の流れ、投資全般に役立つ情報を定期的に発信しています。当記事のチャート付き解説などもありますので、ブログも併せてお読み頂けますとより深くご理解頂けると考えています。

「投資顧問会社社長 ブログ」で検索してもらえれば、当ブログ「元投資顧問会社社長のチラシの裏」が出てくると思いますので、何卒宜しくお願い致します。

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執筆者名:元・社長
ブログ名:元投資顧問会社社長のチラシの裏




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