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TOKAI Research Memo(6):2017年3月期業績は過去最高益更新へ


■今後の見通し

1. 2017年3月期の業績見通し
TOKAIホールディングス<3167>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.7%減の179,700百万円、営業利益が同54.7%増の12,750百万円、経常利益が同51.6%増の12,360百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同88.0%増の6,500百万円となる見通し。売上高についてはガス販売価格の引き下げが影響して3期連続の減収となるが、光コラボ、アクア事業の損益改善を主因として利益項目ではいずれも過去最高益を更新する見通しだ。2016年10月に上方修正した数値を今回据え置いた格好だが、第3四半期までの進捗状況はすべての事業セグメントにおいて順調に推移しており、今後市場環境に大きな変化がなければ計画の達成は十分可能と弊社では見ている。

グループ全体の顧客数は前期末比17千件増の2,575千件となる見通しだ。ガス事業ではLPガスの営業エリア拡大と既存エリア内でのシェア拡大により、前期末比13千件増の646千件を見込む。2016年10月より岐阜県で、2017年1月より愛知県豊田市でそれぞれ営業活動を開始しており、新規顧客の開拓を進めていく。新たに進出したエリアにおいては中小事業者が多く、LPガス価格も全国平均よりも割高となっているため、価格競争力のある同社の参入余地は大きい。

光コラボ事業は従来型ISPからの転用や新規顧客の獲得が進み、前期末比100千件増の319千件を見込む。また、CATV事業については前期末比24千件増加の734千件、アクア事業については同5千件増の138千件とそれぞれ拡大する見通し。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)



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