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八洲電機 Research Memo(4):上期の業績は落ち込んだが、下期の進捗に注目


■決算・財務情報

(1)下期偏重型の業績

八洲電機<3153>の2017年3月期の連結業績は、売上高が前年同期比13.3%減の30,856百万円、営業損失が421百万円(前年同期は184百万円の営業利益)、経常損失が365百万円(同241百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失が317百万円(同82百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。通期の連結業績予想は、売上高が80,000百万円、営業利益が2,010百万円、経常利益が2,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が1,280百万円で、従来予想から変更はなかった。1株当たり配当予想13.00円も据え置いた。
同社は収支が下期に集中する傾向にある。直近3ヶ年における第2四半期累計連結営業利益を見ると、通期の9.8%~17.2%に過ぎなかった。今期についても下期への業績偏重が見込めることから、上期の決算情報を見るうえで注意したい。

(2)営業利益の変動は少ないのが特徴、財務の健全性は高いがネット・キャッシュ状態が続く

直近5ヶ年の連結業績推移を見ると、同社の売上高の増減と営業利益の増減は一致しない。これは、収益の計上時期のズレが期末を挟んで発生しやすいこと、また、案件やセグメント・分野別に利益率が異なり、その構成の変動が営業利益の増減に影響しているものと推察する。2016年3月期の営業キャッシュ・フローは、1,104百万円の支出となったが、これは仕入債務が一時的に大きく減少したことが主因である。

2016年3月末時点のネット・キャッシュは8,655百万円まで積み上がっており、財務の健全性としては高い。

(3)第14次中期経営計画

同社は、2019年3月期に終了する第14次中期経営計画で、売上高90,000百万円(2016年3月期は78,313百万円)、経常利益2,600百万円(同2,009百万円)、ROE 8.8%(同7.4%、ただし特記事項を除く)の目標を掲げている。

(執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら)



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