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米国株見通し:伸び悩みか、雇用情勢悪化なら買い後退


*13:41JST 米国株見通し:伸び悩みか、雇用情勢悪化なら買い後退 (13時30分現在)

S&P500先物      5,166.00(+4.25)
ナスダック100先物  18,302.25(-14.00)


米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は5ドル安。長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場はやや売り先行となりそうだ


7日の主要3指数は続伸。ナスダックとS&Pは上げ幅を拡大し、ダウは上値を抑えられながらもプラスを維持し130ドル高の38791ドルで取引を終えた。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は議会証言で金融政策についてややハト派寄りの姿勢を示し、全般的に買いが入りやすい地合いに。新規失業保険申請件数が予想より弱く、市場の安心感につながった。投資家の好評価を得たエヌビディアが強含み、ハイテクをけん引した。


本日は伸び悩みか。パウエル氏の議会証言での政策スタンスを受け、年央から2-3回の利下げサイクルの見方に集約されつつある。今晩の雇用統計は失業率が前回から横ばいだが、非農業部門雇用者数と平均時給は前回より弱い内容が予想される。雇用情勢の悪化なら政策金利の引き下げを後押しする材料になり、長期金利の低下により幅広い買いが入りやすい。ただ、ソフトランディングを期待した買いは後退し、指数の重石となろう。


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