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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米雇用情勢の悪化も金融政策決定を見極め


*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米雇用情勢の悪化も金融政策決定を見極め 30日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。今晩発表の米J
LTS求人件数は前回から悪化が予想され、早期利下げ観測によるドル安に振れやす
。ただ、連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみドル売りは限定的となりそうだ。

前日の取引で欧州中銀(ECB)の利下げ時期の前倒しに思惑が広がり、欧州債の利回り低下を背景にユーロ売りが先行。その後、30-31日開催のFOMCでの政策方針を見極めるなか米国政府債務が縮小する見通しとなり、米長期金利が低下するとドル売り地合いに。ユーロ・ドルは1.08ドル台に戻し、ドル・円は148円台を維持できず弱含んだ。本日アジア市場は様子見のなか、ドル・円は売り一巡後に147円半ばに戻した。

この後の海外市場は連邦準備制度理事会(FRB)の政策方針が注視される。今晩発表のJOLTS求人件数は前回より低調と予想され、今週末の雇用統計に向け早期利下げ観測を後押し。前日に続き金利安ならドル売り地合いは継続しそうだ。ただ、ECBの緩和的な政策への見方からユーロ売りが続けば、ドルを下支えしよう。一方、NY株式市場の強気相場によりリスクオンのムードでドルに売りが強まっても、円売りにサポートされる。

【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・10-12月期GDP速報値(前年比予想:-0.4%、7-9月期:-0.8%)
・18:30 英・12月住宅ローン承認件数(予想:5.30万件、11月:5.01万件)
・19:00 ユーロ圏・10-12月期GDP速報値(前年比予想:+0.1%、7-9月期:0.0%)
・19:00 ユーロ圏・1月景況感指数(予想:96.0、12月:96.4)
・23:00 米・11月FHFA住宅価格指数(前月比予想:+0.3%、10月:+0.3%)
・23:00 米・11月S&PコアロジックCS20都市住宅価格指数(前年比予想:+5.65%、10月:+4.87%)
・24:00 米・1月消費者信頼感指数(予想:114.0、12月:110.7)
・24:00 米・12月JOLT求人件数(予想:870.9万件、11月:879.0万件)
・米連邦公開市場委員会(FOMC、31日まで)


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