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米国株高を受けてグロース株中心に買われる【クロージング】


*15:53JST 米国株高を受けてグロース株中心に買われる【クロージング】 27日の日経平均は大幅に4日続伸。375.39円高の33681.24円(出来高概算13億8000万株)で取引を終えた。クリスマス休暇明けの米国市場で主要株価指数が上伸したことから、値がさハイテク株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は前場終盤には33755.75円まで水準を切り上げ、7月3日につけた終値でのバブル後の戻り高値(33753.33円)を上回った。高値警戒感から利益確定売りに上げ幅を縮める場面もあったものの、年末高に期待する向きも多く、その後は売り買いが交錯するなか、33700円前後で堅調に推移していた。

東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄が1500に迫り、全体の9割近くを占めた。セクター別では33業種すべてが上昇。海運、石油石炭、鉄鋼、電気ガス、鉱業の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>が堅調だった半面、第一三共<4568>、トレンド<4704>、Jフロント<3086>が軟化した。

連休明けの米国市場は、2024年前半にも利下げに転じるとの観測が投資家心理を支えたほか、「米半導体大手インテルはイスラエルに3兆6000億円規模の設備投資を計画していることを確認した」と海外メディアが報じたことが支援材料となった。東京市場も米半導体株高を背景に買い優勢で始まり、日経平均の上げ幅は一時450円近くに達した。また、米通信大手TモバイルUS株の無償取得を発表したソフトバンクGは新たな投資利益の計上により、株主還元や人工知能(AI)分野などへの戦略投資加速への思惑から急伸したことも投資マインドを好転させる要因になったようだ。

日経平均は大幅に続伸し、掉尾の一振への期待感が再び盛り上がりつつある。残り2日で、日経平均が終値でバブル後の戻り高値を更新してくれば、新春相場に期待が持てるとの声もあり、戻り高値更新をきっかけに一段と先高感が高まってくる可能性がある。ただ、懸念材料は米景気の動向だ。足元でインフレ沈静化を示す経済指標が相次いでいるが、米景気がソフトランディング(軟着陸)するのか、リセッション(景気後退)入りするのかで、見方は大きく変わるだけに警戒が必要との見方もある。


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