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米国株見通し:底堅い値動きか、調整圧力もタカ派後退を好感


*11:54JST 米国株見通し:底堅い値動きか、調整圧力もタカ派後退を好感 (11時30分現在)

S&P500先F物     4,561.75(+2.50)
ナスダック100先物  16,045.00(+21.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は90ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


29日の主要3指数はまちまち。やや下押しされる展開でナスダックとS&Pは軟調、ダウは上げ幅縮小も13ドル高の35430ドルで取引を終えた。この日発表された7-9月期国内総生産(GDP)改定値は予想外に強く、前期比年率+5.2%を記録。長期金利は根強い引き締め観測によりいったん押し上げられたが、その後は弱含む展開に。それを受け一部のハイテク銘柄が買いを集めたが、利益確定や持ち高調整の売りが上値を抑えた。


本日は底堅い値動きか。今晩発表のコアPCE価格指数は前月からさらに伸びが鈍化し、インフレ鎮静化が顕著になると予想される。連邦準備制度理事会(FRB)のタカ派寄りの当局者が引き締め長期化方針を緩め、今後の利下げ転換を期待した買いが入りやすい。調整売り圧力は続くものの、下げは限定的に。金利高が抑制されればハイテク関連への買いが見込まれる。強気の業績見通しを掲げたセールスフォースの株価が注目される。


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